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【整形美男】30万で北村匠海似に 両顎手術で人生が大変化 「マッチングアプリのいいねの数が6倍に増えた」
「あいつ、顎がしゃくれてるな」些細な言葉の積み重ねがコンプレックスを増幅
hiroto理想の顔になれたことがうれしすぎて、勢いで載せた部分もあります。すごく顔が変わったので、そこそこバズるかもしれないとは思いましたが、まさかの1.5万いいねもついてかなり驚いています。
僕は顎変形症という病気なのですが、整形ではなくて外科手術という名目の手術をしている方が世の中に割といることは知っていました。そういった方が僕の変化を見たときに励みになればと思ってSNSで発信しました。
――ちなみに、理想の顔とはどういった顔だったのですか?
hiroto笑ったときに前歯が綺麗に出る顔です。しゃくれていたので笑うことに抵抗があって、昔からコンプレックスでした。誤解を恐れずに言えば、普通の顔になりたかった。みんなと同じように笑いたいという気持ちがありました。
――ご家族やご友人の反応はいかがでしたか?
hiroto家族はそこまでリアクションはなくて、入院前から手術後まで一貫して落ち着いてサポートをしてくれて、術後も「お疲れ」みたいな感じでしたね(笑)。僕が昔から気にしていたのを見ていたので、優しく温かく見守ってくれたのだと思います。
友達には一言目に「顎がないのが寂しい」と(笑)。僕の周りは明るい人が多くて、僕のこの顎を個性と受け入れてくれて、愛のあるいじりをしてくれます。「めっちゃかっこよくなったね」ってみんなが言ってくれたのはうれしかったです。
――逆に友人からのいじりで、コンプレックスが深まったことは?
hirotoそれはないです。小学生のときに、一緒にサッカーをやっていた先輩から「あいつ、顎がしゃくれてるな」ってボソッと言われたんです。そういう些細な一言のほうが、コンプレックスが深まりましたね。中学生のときに、「なんで写真を撮るときに歯を見せずに笑わないの?」と言われたこととか。
「手術で生き方が変わるのではなく、自分に自信を持ってから手術に臨みたかった」
整形前のhirotoさん
整形後
hiroto中学生の頃からです。さっきもお話したように、些細な一言がどんどん積み重なっていってコンプレックスが強くなっていった感じです。
――そのことで、自分の性格や容姿への執着みたいなものはありましたか?
hirotoありました。しかしながら整形手術をして治ると決まった頃から考え方や解釈が変わり始めて、「見た目にとらわれ過ぎじゃない?」という視点になりました。僕の周りの友達は、顔がかっこよくなくても、コンプレックスがあっても、自信を持って生きている人が多い。でも、僕はウジウジしているタイプで「あまり外に出たくない」みたいになってしまう。だから、僕も友達たちのような生き方をしたいと思うようになっていきました。
hiroto手術をして顔が変わって自信を持てるようになって生き方が変わるのではなく、自分の行動や努力、いろいろな人に会ってオープンにしていくという過程で自信をつけて、それから手術に挑みたいというスタンスでした。
――どういった部分で自分に自信を持とうと思われたのですか?
hirotoコミュニケーションですね。僕は話下手で会話をするのが苦手なタイプで、それも悩みでした。顎が出ていて周りの目を気にしてしまうことを理由に人と話さないようにしていました。でも、顎がしゃくれているからではなく、単純に人と話していないからコミュニケーション下手になっただけなんです。その事実に気づいたときに、「顎を言い訳にしていられない」と感じ、手術が決まった1年前から自発的にマインドを変化させました。
――自分のことを肯定し始めてきた中で、それでも手術にチャレンジしようと思ったのはなぜですか?
hiroto「僕はもう一生この顎のまま」という暗闇を走っている状態ではなく、「手術ができる」という希望が見えたからかもしれない。希望があるからこそ、その間に自分にできることがあるかもしれないという気持ちになれたのはあります。
それと、「考え方次第で生き方は変わる」というのが僕の中でありました。顎がしゃくれているから人に嫌われるとか、人に悪く思われるというのは間違いで、後ろ向きで自己否定をしているから人に良く思われないという考え方に気付いてから、顎や見た目を理由に後ろ向きな生き方をしないようにしようと感じるようにもなりました。