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「スター・ウォーズ」最も印象に残る《反乱軍》ランキング発表
『キャシアン・アンドー』まもなく最終回&シーズン2決定
極秘チーム「ローグ・ワン」の命がけのミッションに挑んだ名もなき戦士たちの一人であり、情報将校として活躍したキャシアン・アンドーの知られざる過去が徐々に判明していく中、帝国の圧政により自由を失い、苦しい生活を強いられた各地に潜む“反乱分子”が、まさに立ち上がろうとしています!
本作の見どころを「最も印象に残っている《反乱軍》ランキング」「『ローグ・ワン』の功績」に引き続き、「スター・ウォーズ」カルトクイズ王者・藤井隆史さんに聞きました。
ライトセーバーは出てこないのに本物の「スター・ウォーズ」
本作はそんなキャシアン・アンドーのオリジンとともに、圧政を強めていく帝国とそれに抗う人々の反乱を、キャシアン・アンドーと交差するさまざまな立場のキャラクターの目線から描いていく群像劇です。
「シリーズ史上初のスパイ・スリラー」と銘打たれているように、隠密に事を進めなければならないシチュエーションや、隠し事や駆け引きのある会話劇によって、スリリングなストーリーが楽しめます。
じっくりとエピソードを積み重ねてディテールを掘り出し、時間をかけて描写することでキャラクターの心情がより細かに描かれ、「スター・ウォーズ」ギャラクシーの中で生きる人々の手触りを感じられることも出色で、これは映画よりも長い時間をかけて語ることができる連続ドラマシリーズというフォーマットならではの「スター・ウォーズ」と言えるでしょう。
善悪の境界もキャラクターの視点によって変わっていくという、リアリティのあるドライなテイストは海外ドラマファンにも合うのではないでしょうか。
全体的なアクションシーンの分量はこれまでのシリーズと比べて控え目ですし、おなじみのフォースやライトセーバーも登場しませんが、いざアクションとなれば張り詰めたテンションが一気に決壊したかのようにスピーディーで臨場感のあるシーンが展開。
帝国の非道さを目の当たりにさせた上で、自由をその手に取り戻すために立ち上がる人々の戦いが描かれており、エモーショナルな見せ場が随所に用意されています。
帝国軍、またこれに立ち向かう反乱勢力に属するそれぞれのキャラクターたちが、「キャシアン・アンドー」という謎めいた男を軸としてどのように糸が絡み合っていき、『ローグ・ワン』へと直結していくのか、最終回、そしてシーズン2の期待感は高まります。
また、秘密主義で冷静沈着である一方、嘘を重ねて大義には興味がなく、したいことをして生きたいという「笑わないハン・ソロ」な側面も本作で明らかになるキャシアン・アンドーですが、そんな彼が抱える故郷の行方知れずの妹や、育ての両親といった家族への思いも気になるところです。
「家族の物語」は、「スター・ウォーズ」シリーズで重要な要素のひとつ。キャシアン・アンドーの家族への思いが、このシリーズでどのように描かれていくのかも注目です。
(文:藤井隆史)
■藤井隆史
2005年からWEBサイト「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「Wikia」主催の「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ ウィキア Qwizards<クイザード>」世界大会で優勝。
URL:https://www.starwarsblog.jp/(外部サイト)
Twitter:@starwarsweblog
2005年からWEBサイト「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営。「Wikia」主催の「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ ウィキア Qwizards<クイザード>」世界大会で優勝。
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