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ORICON NEWS
「普通の生活に戻りたい…」週6日のボディメイクでコンプレックスを克服した看護師「私に興味を持ってもらえるようになった」
太くて脂肪が落ちにくい脚がコンプレックスだったが、あえて筋肉をつけるようになった
安西美鈴さん バスケットボールをずっとやっていてスポーツは大好きだったのですが、大人になってから熱中するものがなくて…。友人安西美鈴さんがトレーニングをしていたので一緒にやってみたことがきっかけです。3年前に始めて、2年前に初めてコンテストに出場しました。今回は2回目の挑戦なのですが、コンテストに向けて個人トレーナーをつけて本格的に取り組んで、決勝大会に出場することができました。
――コンテストに向けて減量しましたか?
安西美鈴さん これまでにダイエットは何度も経験していますが、トレーナーについてもらってから、いままでの方法がいかに自己満足だったのかを知りました。指導を受けながら5月の予選まで、3ヵ月で7キロ減量しました。脂肪量を10キロ減らして、筋肉量を3キロ増やしています。
――今回の決勝大会に向けてはどのようなトレーニングをしてきましたか?
安西美鈴さん 脚が太くて脂肪が落ちにくいのですが、あえて脚のトレーニングを増やして、筋肉をつけています。そのかいがあって見た目も変わり、ラインが整えられました。あとは肩のボリュームをアップし、自分が弱いと思っているコンプレックスのある部分を強化してきました。
――看護師という体力的にもハードなお仕事をされていますが、週6日トレーニングに打ち込むモチベーションはどう維持していますか?
安西美鈴さん 仕事の前後にスポーツジムに通っていますが、応援してくれる人たちが周りにいたり、一緒にトレーニングしようと声をかけてくれる仲間がいたりすることが、モチベーションにつながっています。今回は、仲の良い友だちがたくさん出場していて、皆で一緒にがんばろうと励まし合いました。
看護師仲間にうらやましがられるが、すぐにリバウンドしてしまう
安西美鈴さん 最近、職場の人たちがボディメイクに興味を持ってくれて、一緒にトレーニングをしています。「トレーニングをやってみたい」とか、「教えて欲しい」と言ってもらえて、そこから広がっていきました。上下関係も含めて職場の人間関係が良くなって、そういう影響もあるんだなって思いました。自分のためのボディメイクというよりは、皆でトレーニングを一緒にやることで良い関係性を築けたと思います。それに私に興味を持ってもらえたこともうれしかったです。
――職場の人気者になっているんですね。周囲の人からどのような反響がありましたか?
安西美鈴さん 女性からは、脂肪が落ちて身体が絞れてうらやましがられます。でも、すぐにリバウンドしてしまうので…(笑)。友だちは男女ともに増えたのでコンテストに出場して良かったと思っています。一緒にトレーニングできる仲間が増えたことが、本当にうれしいです。仲間たちに支えてもらっていることを改めて感じて、感謝しなきゃいけないなって思っています。
――コンテスト出場はこれからも続けていきますか?
安西美鈴さん 実は今回で一旦お休みしようと思っています。この2年間はコンテストを中心にした生活をしていました。これからは、落ち着いて日常を楽しむ普通の生活に戻ろうかなと思っています。もちろんコンテストはすごく楽しいのですが、日常生活のなかにボディメイクがあって、それで自分が健康に過ごせることが理想ではないのかなってマインドが少し変わってきました。
――心境の変化にきっかけがあったのでしょうか?
安西美鈴さん 結婚することになりまして(笑)。その準備を優先させたいので、コンテスト出場は少し抑えようかなと思っています。でも、コンテストに出なくてもボディメイクは続けていきます。
――ボディメイクを続けていればまたいつでも戻れますね。
安西美鈴さん そうですね。落ち着いてからまた始めてもいいのかなと思っています。40歳以上のクラスには、育児をしながら続けている方もたくさんいます。ボディメイクをしているとこんなに美しいんだなって感心します。私もそういうふうになりたいと思っています。
(文/武井保之)