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尾上松也&百田夏菜子が監督の無茶振りに「どうすんの、これ!?」 映画『すくってごらん』が提示した“新感覚ポップエンターテインメント”

真壁幸紀監督(左)、百田夏菜子(中央)、尾上松也(右) 撮影/田中 達晃(C)oricon ME inc.

真壁幸紀監督(左)、百田夏菜子(中央)、尾上松也(右) 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

 尾上松也が主演を務め、ももいろクローバーZの百田夏菜子がヒロインを演じ、金魚すくい×音楽という、見たことのないエンタメに挑戦した映画『すくってごらん』。歌舞伎とアイドルの“異色”コンビが生み出した、新感覚の表現が盛り込まれている同作だが、監督である真壁幸紀の無茶振りともいえる演出に、初めは困惑ばかりだったという。「1回で全て読み取ることができたら、凄いと思う」と話す同作の魅力を、3人に語ってもらった。

仕掛け満載の構成に初めは“違和感”も「1回観直すと、面白さが倍増する映画」

  • 真壁幸紀監督

    真壁幸紀監督 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

――いよいよ、映画『すくってごらん』のBlu-ray&DVDが発売になりますが、映画館で観た人も、そうでない人も楽しめる作品になっているそうですね。

真壁幸紀実は2回以上観て欲しいと思って作った映画なんですよ。1度目は音楽に馴染んでいただき、2回目には、音楽も同じモチーフを使いながら歌詞が変化していたり、同じ曲が後にどう変化したのかといったところに思いを馳せていただけたりすると思います。
  • 尾上松也

    尾上松也 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

尾上松也良い意味で常識にとらわれない切り口で、たくさんの仕掛けを盛り込んでいる映画なんですよね。だって、最初のシーンでは金魚が出てきて、僕が演じる香芝誠が車に乗って急に歌い出すんです。そこから部屋に誘われるという不思議な展開が続きます。それぞれの登場人物も全員謎だらけなので、最初に観たときにはわからないと感じる方もいるかもしれません。吉乃(百田夏菜子)さんがどこか憂いのある表情なのはなぜなのか、それぞれのキャラクターが背負っているものは何なのか、最初はおそらく“違和感”もあるかと思いますが、物語が進む中で、理解した上でもう1回観直すと、面白さが倍増するんじゃないかと思います。
  • 百田夏菜子

    百田夏菜子 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

百田夏菜子1回目はあっという間に終わってしまって「あれは何だったんだろう」と思う部分も何箇所かあるかと思うんですよ。逆に1回で全て読み取ることができる人がいるとしたら、凄いと思います(笑)。私は、映画ができあがるまで何度も何度も台本を読み込んで、それでも監督の頭の中についていけず、必死に食らいつくしかなかったんです。特に吉乃は、セリフの中であまり感情を表さないので、歌やメロディーに込められた意味を深く読み取ってみると、初めてわかることもたくさんあって、自分なりの解釈で楽しんでいただけるんじゃないかと思います。松也さんも「ここで、この動きをして」というタイミングにかなり細かくこだわっていらっしゃいましたよね。

尾上松也動きや芝居を確認しながら喋り、歌うわけですが、大変だったのは、サラダを食べながら歌うシーン。食べ終わっていないうちに歌い出すところは、何回かやって慣れる以外に方法はなかったですね。苦労したのは、銀行の支店長の北山(雅康)さんがハンコを押す場面(笑)。リズムにのってハンコを押すだけなんですが、それがなかなかリズムに合わず、OKが出なくて(笑)。

「ピアノとの出会いは宝物」映画にとどまらない広がりを見せた百田の挑戦

百田夏菜子 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

百田夏菜子 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

――作中のピアノ演奏は、百田さんご本人が弾いたものを使用しているとお聞きしました。最初、「ピアノは弾けない」とおっしゃっていたそうですが、撮影までに弾けるようになっていたことについて、監督はどう思われましたか。

真壁幸紀もともとピアノは弾けないというお話でしたが、「できるだろう」という思いがあるからこそオファーしたんです(笑)。すごく頑張り屋だということなど、いろいろ噂は聞いていたので、驚いたというのは正直、なくて(笑)。でも、自分の音でレコーディングするとなった時や、松也さんと音楽番組で生演奏すると決まった時など、撮影が終わってからの向上心がすごくて。映画だけのものではなく、より高みを目指して、ちゃんと自分の武器にしていくというアプローチは尊敬に値しますね。

尾上松也僕がピアノの音に惹かれ、その世界に誘われていくという設定だったので、ピアノの音は重要なんですが、僕も最初は弾けないと聞いていたので、まさかあんなに弾けるようになっているとはと驚きましたし、感動しました。ピアノの演奏を聴いたのは、クランクインしてまだ数日のときだったので、これから長期間の撮影を乗り切るにあたり、現場全体のやる気がもう一発上がったような印象がありましたね。

尾上松也 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

尾上松也 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

百田夏菜子撮影が始まる前に練習して、途中で監督にスタジオでチェックしていただく機会があったんです。そのときは、今の段階で良いから聞かせてと言われていたんですけど、実際に弾いたら「もうちょっとイケるでしょ?」と言われて(笑)。監督には、前から「できると思っていた」と言われていましたし、周りの方々も信頼してくださっていたので、それに応えたい思いはあったんですが、自分なりにうまく弾けたかなと思うところでも「でも、もうちょっとできるんだよね?」と言われて、毎日が挑戦でした。そういう挑戦の機会をいただけたのはありがたかったですし、ピアノと出会ったことで、これまでやってきた音楽と知らず知らずのうちにつながっていた部分に気づき、解きほぐしてもらったような感覚があって。もともと楽器には苦手意識がありましたが、今はピアノがすごく良い出会いで、宝物になったと思っています。

百田も監督の求める音楽表現に大苦戦「百田夏菜子の要素を全て消してくれと…」

――作中では、ポップやバラード、英語のラップに至るまで、16曲にも及ぶ様々なジャンルの楽曲を聞くことができますが、難しい点も多かったのでは。

尾上松也一応ミュージカルというジャンルにはなりますが、いわゆるミュージカルのように歌い上げるわけではなく、「ポップエンターテインメント」と謳っているように、楽曲自体すごくポップで。曲をいただいたとき、最初はこれらがどうつながって、どういうカタチになるのか、全く想像できませんでした。でも、もともと歌という要素がない原作漫画の中に歌を入れる発想の面白さと、監督の中に音楽が流れていたというお話を聞いたことで、すごく興味を持ったので、「どうすんの、これ!?」というわからなさにワクワクしましたね。ある種、本能のままにやってみようというチャレンジは、普段から僕自身の現場では多いこともあって、楽しみながらやれました。
  • 尾上松也 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

    尾上松也 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

  • 百田夏菜子 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

    百田夏菜子 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

――主題歌「赤い幻夜」は、百田夏菜子ではなく生駒吉乃として歌ってくれと監督に言われたそうですね。

百田夏菜子レコーディングのときに監督が、私の要素を全て消してくれと言ったんです。でも、「何をしたら私っぽく聴こえるのか、わからない!」と(笑)。それで1文字1文字を聴いてくださって「この音は百田夏菜子っぽい」などとご指摘いただいて。もともと自分の歌とそんなふうに向き合うことはないので、とても新鮮でした。自分らしい部分を削ぎ落していくことで、良い感じに吉乃と重なる部分が見えてくるだろうと想像していたのですが……すごく難しくて、正直、めちゃめちゃ時間がかかりました。レコーディングはたくさんやっている方だと思っていたので、まさかここにきてつまずくとは、と思いましたね。
  • 撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

    撮影/田中 達晃(Pash)(C)oricon ME inc.

――撮影されたのは2年前ですが、改めてメイキングをご覧になられていかがでしたか。

百田夏菜子とても懐かしかったです!私は衣装が全部浴衣で、かなりたくさんの種類を着させていただいたので、色々な浴衣にも注目していただけたらと思います。

尾上松也「鼓動の理由」という曲がかかる、電話ボックスの内と外が水槽に見立てられるシーンは、最終的にどういうふうになるのか僕自身、作品を観るまで全くわかりませんでした。それと、大変だったのは、湿気が多いこと。僕はくせ毛なので、湿気があるとキューティクルが出てきちゃうんですが、監督が髪1本1本にこだわるので、夏の撮影は大変だなあと思いました(笑)。
真壁幸紀そうだったねえ(笑)。それと、改めてメイキングを観ると、しみじみ感じるのは、撮影がコロナ前だったこと。たった2年前なのに、はるか昔のように思えるほど、世の中全体が穏やかだったんですよ。しかも、撮影はほとんど奈良ですから。当時のゆったりした時間が流れる奈良県の雰囲気、和気藹々とした現場の空気を楽しめると思います。

(取材・文/田幸和歌子)

映画『すくってごらん』Blu-ray & DVD

映画「すくってごらん」 Blu-ray & DVD
発売日:2021年9月15日(水)

■公式HP
公式サイト:https://sukuttegoran.com/
■Blu-ray & DVD
購入リンク:https://elr.lnk.to/sukutte

<商品概要>
[Blu-ray【初回限定 絢爛版】]
品番:KIXF-91149〜50
形態:Blu-ray2枚組+CD1枚 
価格:税込8,580円(税抜7,800円)

■仕様
3枚組(2Blu-ray+1CD)
初回アウターケース【ダブルジャケット仕様】:
大谷紀子書き下ろしイラスト&メインビジュアル

■本編DISC Blu-ray
本編 2層BD(約92分)
音声:(1)日本語DTS-HD Master Audio2.0ch
   (2)日本語DTS-HD Master Audio5.1ch
■特典DISC Blu-ray
・「赤い幻夜」MUSIC VIDEO-Short Edit-
・プロモーション映像集
・メイキングオブ 「すくってごらん」
・舞台挨拶集
・尾上松也/百田夏菜子/真壁幸紀監督 劇中歌セレクトビジュアルコメンタリー
■ブックレット
■ポイ型ステッカー

■CD
(1)「赤い幻夜」by生駒吉乃 ※主題歌
作詞:Mio Aoyama 土城温美 作曲/編曲:鈴木大輔
(2)「左遷銀行員」by香芝誠&王寺昇
作詞:土城温美 Mio Aoyama 作曲/編曲:鈴木大輔
(3)「誘い(いざない)」by生駒吉乃
作詞:土城温美 作曲/編曲:鈴木大輔
(4)「虚無日々」by香芝誠
作詞:土城温美 作曲/編曲:鈴木大輔
(5)「Numbers」by香芝誠
作詞:土城温美/RapLyrics:TEEDA 作曲/編曲:鈴木大輔
(6)「今でも眩しくて」by山添明日香
作詞:土城温美 Mio Aoyama 作曲:鈴木大輔 編曲:鈴木大輔 ZENTA
(7)「子赤」by生駒吉乃
作曲/編曲:鈴木大輔
(8)「すれ違いのラブソング」by香芝誠&山添明日香
作詞:土城温美 Mio Aoyama 作曲:鈴木大輔 編曲:鈴木大輔 ZENTA
(9)「ブレない男」by川西
作詞:土城温美 Mio Aoyama 作曲/編曲:鈴木大輔
(10)「恋の幻影(まぼろし)」by生駒吉乃&山添明日香
作詞:土城温美 作曲/編曲:鈴木大輔
(11)「鼓動の理由」by香芝誠&生駒吉乃
作詞:土城温美 作曲/編曲:鈴木大輔
(12)「Go your own way」by王寺昇
作詞:土城温美 英語詞:EMI K.Lynn 作曲/編曲:鈴木大輔
(13)「オンリーユー・オンリーミー」by香芝誠
作詞:土城温美 作曲/編曲:鈴木大輔
(14)「月夜」by生駒吉乃
作曲/編曲:鈴木大輔
(15)「ささやき」by香芝誠&王寺昇
作詞:土城温美 作曲/編曲:鈴木大輔
(16)「この世界をうまく泳ぐなら」by香芝誠&生駒吉乃&王寺昇
作詞:土城温美 Mio Aoyama 作曲/編曲:鈴木大輔

[Blu-ray【通常版】]
品番:KIXF-1149
形態:Blu-ray
価格:税込5,280円(税抜4,800円)

■本編DISC Blu-ray +特報/予告編
本編 2層BD(約92分)
音声:(1)日本語DTS-HD Master Audio2.0ch
   (2)日本語DTS-HD Master Audio5.1ch

[DVD【通常版】]
品番:KIBF-1998
形態:DVD
価格:税込4,180円(税抜3,800円)

■本編DISC DVD+特報/予告編
本編 2層BD(約92分)
音声:(1)日本語Dolby Digital2.0ch
   (2)日本語Dolby Digital5.1ch

<作品情報>
■映画『すくってごらん』
【主題歌情報】
「赤い幻夜」/生駒吉乃(Vo.百田夏菜子)
作詞:Mio Aoyama 土城温美 作曲/編曲:鈴木大輔

【タイトル】 『すくってごらん』   
【出演】尾上松也 百田夏菜子 ほか
【スタッフ】監督:真壁幸紀 脚本:土城温美 音楽:鈴木大輔
【原作】大谷紀子『すくってごらん』(講談社「ビーラブKC」」所載)
【製作幹事・企画】東通企画
【制作プロダクション】ROBOT
【製作】映画「すくってごらん」製作委員会
【配給】ギグリーボックス
【販売元】キングレコード(株)EVIL LINE RECORDS
【コピーライト】(C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子/講談社
【予告-YouTube URL】https://youtu.be/znoQpQ96K-Q

【ストーリー】
大手メガバンクのエリート銀行マン・香芝誠は、些細な出来事がきっかけで左遷され、荒んだ気持ちを抱えて東京本店から片田舎の町へやってきた。そこで偶然かつ運命的に、金魚すくいの店を営む美女・吉乃と出会い、一目ぼれをする。持ち前のネガティブな性格と左遷のショックから、香芝は心を閉ざし仕事だけを生きがいにしようと心に決めながらも、吉乃の事が頭から離れない。何とかお近づきになろうとするが、秘密を抱える吉乃の心もまた閉ざされたままだった。果たして、香芝は金魚のように彼女の心もすくうことはできるのか―?

【MV】「赤い幻夜」生駒吉乃(Vo.百田夏菜子)MUSIC VIDEO-Short Edit-

メイキングオブ「すくってごらん」ダイジェストMOVIE(from 映画「すくってごらん」Blu-ray【初回限定 絢爛版】)

劇中歌セレクトビジュアルコメンタリー ダイジェストMOVIE(from 映画「すくってごらん」Blu-ray【初回限定 絢爛版】)

【期間限定】劇中歌全曲視聴TRAILER(from 映画「すくってごらん」Blu-ray【初回限定 絢爛版】付属CD)

映画『すくってごらん』15秒スポット(コメディ編)

映画『すくってごらん』15秒スポット(恋愛編)

映画『すくってごらん』15秒スポット(音楽編)
●クレジット
・百田夏菜子
ヘアメイク:KINDチエ
衣装クレジット
スタイリング:関志保美
※全て税抜き価格
浴衣¥78,000 細帯¥12,000 袋なごや帯¥18,000 帯締め¥9,500 かんざし¥6,800/全て撫松庵
帯留・下駄/共にスタイリスト私物

○商品お問い合わせ先
・株式会社 撫松庵
03-3662-2630

・尾上松也
ヘアメイク:PATIONN岡田泰宜
衣装クレジット
スタイリング:椎名宣光
パンツ ¥30,800(イキジ/イキジ03-3634-6431)、ブーツ¥44,000(テイクファイブマイル/ノーネーム078-333-1341)、その他スタイリスト私物
Sponsered by キングレコード

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