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高橋みなみの「マネしてほしい!テッパンおかず3選」 “そこそこ”料理で、がんばりすぎず美味しく生きる術

「生姜焼き」にも、外食とは違う「家の味」の幸福感がある

――高橋さんは、20歳のときに「将来必要になる」と考えて料理を始めてから、大の料理好きとなったそうですね。どうして料理を始めようと思われたのでしょうか?
もともとは17歳ごろ、当時AKB48として活動している真っ只中に一人暮らしを始めて、実家のときは「帰ればご飯が用意されている」という環境に甘えていたことに気づきました。現場で頂いたお弁当を食べることが多かったのですが、いわゆる“育ち盛り”だったのかそれだけでは栄養が偏ってしまって……少し体調を崩してしまった時期もあったんです。

そんなとき、おうちのご飯って偉大なんだなと感じ、そこからちょこちょこと料理をするようになりました。毎日は無理でしたけど週に2回ぐらい自分の好きな物を作って食べることから始め、料理をすることが気分転換にもなったりもして……積み重ねがあって、料理が好きになっていきました。
――ご自身の体調面を考えて自炊をするようになったのですね。
最初はそうでしたが、料理が上手にできるようになってくると欲が出てきて、「もっとこういうものを作りたい」という想いも湧いてきました。さらに卒業して、仕事のリズムもだんだんわかるようになり、時間の使い方にも余裕が出てきて……料理をする時間も増えどんどん好きになっていった感じです。

――自分で作って食べる過程で「ご飯って大事」と感じるポイントは何でしょうか?
家の味って落ち着くんですよ。外食にはない味というか安心感があります。自分が作ると自分の味ではあるけど、親から受け継いでいる味でもあるから、そこには外食では補えないような“幸福感”があるなと思います。

例えば外食でも生姜焼き定食はありますが、不思議と自分で作った生姜焼きは何か美味しいと感じます。お店に比べれば高級感や上品さはないかもしれないけど、「この感じ、美味しい!」みたいな衝動に駆られるときがあるので、外食とは違った“幸福感”が一番です。
――「家の味」ということですが、高橋家の自慢の逸品は?
一番は、王道ですけどハンバーグですね。あまり手の込んだものは作らない方なのですが、ハンバーグは自分のなかでは結構凝っている方。事前に玉ねぎを炒めて水を入れ、ふっくらさせるように仕込んだりするぐらい、ハンバーグには凝っています。

あと、簡単なもので言うと、鶏肉にタルタルソースをかけた「チキン南蛮」は旦那さんが好きです。タルタルもピクルスは入れなかったり作り方は簡単にしていますが、好評です。
――今回のレシピ本のタイトルは「そこそこごはん」ですが、高橋さんのどのような想いが込められているのでしょうか?
「そこそこ」と聞くと、ちょっとネガティブなイメージを持たれる方もいるのかと思ったのですが、料理は毎日のことだから、一生懸命に全部全力投球で時間かけて……とやっていくと正直疲れてしまうなということを、自分自身もコロナ禍で痛烈に感じました。

我が家は共働きをしていて、以前は自宅での料理は週4ほどだったのですが、それが毎日となると、辛いなと感じるときも出てきて。それならもう少し力を抜き、例えば2〜3個ぐらい食材を切って炒めて和えてといった「そこそこの工程数」で美味しいご飯ができたら、それが一番いいのではという気付きがありました。そういった想いも込めた「そこそこ」ですね。
――そんなポジティブな考え方を投影されていたのですね。コロナが一つの要因とのことですが、気づきを得たタイミングなどを詳しく聞かせてください。
きっと世のお料理している皆さんも同じ状況だったと思いますが、コロナの影響は大きかったです。お料理するのは好きで、むしろストレス発散の一面もありましたが、コロナ禍で料理に妙な“義務感”のようなものを感じるようになってきてしまいました。外食という選択肢がなくなり、お家でご飯を食べるのが当たり前になると、旦那さんがお料理を一切作らない人なので「私が作るしかない!」という想いが強くなりすぎたみたいで。小鉢とか多めにおかずを作るのが好きなタイプなのですが、さすがに毎日は無理でしょう……と考えるようになってしまいました(苦笑)。

そんな時、より時短で自分の時間も持てるように、簡単に美味しいものを作りたいと考えるようになりました。それからは良い意味で「そこそこの工程数」でできるものを作っています。
――そんな高橋さんの食に対するポリシーや好みなどを教えてください。
こだわりは「映えより美味しさ」ですね。そこがやっぱり大事かなって思います。自分もインスタのストーリーにご飯をアップすることもありますが、ほかの人たちを見ていると飾り付けがすごくて……とても素敵だなと思いますが、個人的には自分が「食べたい!」という思いに駆られる料理が好きですね。

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