• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
  • ホーム
  • ライフ
  • 1歳息子が“不倫&モラハラ”夫に反撃!? 日々を耐えた母親語る「子どもは大人をちゃんと見ている」
(更新: ORICON NEWS

1歳息子が“不倫&モラハラ”夫に反撃!? 日々を耐えた母親語る「子どもは大人をちゃんと見ている」

  • 父親に抱っこされても息子は困り顔…(C)カコマツさん

    父親に抱っこされても息子は困り顔…(C)カコマツさん

「もっと稼ぎのいい嫁がよかった」と罵倒し、妻の態度が気に入らないとため息で威嚇。さらに不倫をくり返し、相手の女性を妊娠、中絶までさせていたという。そんなとんでもない元夫との日常を描いてきたドロ沼エッセイ漫画家のカコマツさんだが、まだ赤ちゃんだった息子も、そんな父親に不快感を抱いていた様子だったという。息子が父親にとった行動を描いたエピソード「赤ちゃんは、大人を静かに見て、知っている」に、大きな反響が寄せられた。

おもちゃを投げつけて威嚇? 母親をいじめる父親に息子が不快感

──息子さんの前でも元ご主人のモラハラ言動は続いていたそうですね。

カコマツさんはい。息子はその頃まだ赤ちゃんでしたが、父親と接するときに不快な表情をしていました。元旦那に向かって、おもちゃを投げることも何度かありました。母親をいじめる父親に、すごく腹立っていたんでしょうね。

──投稿作品「赤ちゃんは、大人を静かに見て、知っている」のエピソードで、息子さんの不快感が描かれています。

カコマツさんはじめておもちゃを元旦那に投げつけたときは、見事に頭に一発命中したので信じられませんでした。さすがに2度目以降になるとまずい気がしてきて…。もちろん人に当ててはいけないことは教えていますが、今は赤ちゃんだからいいけれど、そのうちやり返されるかもしれないと思って、私は息子を守るために、四六時中、とにかく息子から離れないように努めていました。

──元ご主人のモラハラぶりは、入籍直後から現れていたそうですね。

カコマツさんはい。私が妊娠中でした。後にわかったんですけど、その頃から不倫相手と逢瀬を繰り返していたので、結婚してその女性と会えなくなったことに腹を立てていたみたいです。いつも身勝手な欲望で、自分の思い通りにならないとモラハラ言動を繰り返していました。

──結婚後も「育児はやらないからな」と宣言するなど、ひどい言動が続いたとか…。

カコマツさん「(ほかの女は)どんなに酷いことされても許してくれた」「お前の友だち、全員ブスそうだな」と言われたこともありました。私を馬鹿にしたり、身内の悪口を言ったりすることで優位になって、心の安定を保つ人だったんです。日々を耐えるために、とにかく何か言われても無視していました。言い返してムキになると相手の思うツボなので、何を言われても無視することが、モラハラ夫の対策としては一番効果的でしたね。

離婚裁判で役立ったのは、日々の細かなメモ

──ブログやインスタグラムでは、離婚に向けて調停から裁判までの細かな経緯をまとめた『離活のすべて』も反響を集めています。

カコマツさん同じように苦しんでいる方から「勇気が湧きました」「私も離活を始めます」という声をいただきました。経済的なゆとりはまったくありませんでしたが、元夫のように安月給で浪費家、育児もしない夫と我慢しながら暮らすよりも、離婚して児童扶養手当、養育費などをもらいながらフルタイムで働いたほうが、経済面でもメンタル面でも人生が豊かになると思ったんです。もちろん、子どものことも真剣に考えた結果です。

 近年は養育費に関する法律もかなり改善されていて、それはやはり女性たちが自分の経験から声をあげたからだと思うんですね。私も微力ながら、女性が生きやすい社会作りの一助になればという思いを込めて漫画を描いています。

──離婚裁判では、モラハラ状況を細かくメモして記録していたことが役立ったそうですね。

カコマツさん日々、発言がコロコロ変わるので、言動を日付とともに記録していました。時系列でまとめていたので、弁護士にも経緯を説明しやすかったですし、訴状を作成するうえで証拠資料として役立ちました。子育てをしていると、日々がいっぱいいっぱいで忘れっぽくなるんですけど、日記は強い武器になったと思います。

──最後に、モラハラに悩む女性に向けたメッセージを。

カコマツさんモラハラ夫を持つ女性の選択肢は、治療のサポートをするか、離婚するか。その2択しかないと思います。心が壊されてしまう前に、どちらか選択してほしいです。

あなたにおすすめの記事

 を検索