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菅野美穂、子どもと恋愛話したい “トモダチ親子”への憧れ「自分の母親にはできなかった」

4年ぶりの主演作「プレッシャーすら感じる余裕がない」

 天然で少女のままのようにみえるけど、シングルマザーとして娘を成人まで育て上げた強さを併せ持つ碧というキャラクターは、しなやかで天真爛漫だけど芯のある菅野自身イメージと重なって見える。「自分の傷ついていることをしゃべることでごまかしたりする。私よりも繊細な感性をもっている。一人で娘さんを育てたのは並々ならぬ苦労があっただろうけど、愛しさによって乗り越えた人なんだなと思います。ある意味、私より強いところもあるし、精神的には打たれ弱いところがあると思います」と分析する。

 役作りのため北川氏とはオンライン上で打ち合わせをしたそうで「それが今は手がかりになっています。会話劇は自分だけでできるものではない。みなさんとの掛け合いのなかで、役の内面は私が意識して『ここは保とう』という点は守りつつ、肩の力を抜いて演じるのがいいのではないかな。風が吹いているみたいな抜けがいい演技のような気がします」とイメージを膨らませている。
 今作は4年ぶりの主演作となるが「これまで、そこまで撮影に期間が空いたことはなかった。結婚してから子育て中というものもあって、子育てがなければ同じ、4年ぶりでも違った想いもあると思いますが。毎日慌ただしく、確かに4年ぶりの主演といえば、そうなんですが…プレッシャーすら感じる余裕がない。せりふを覚える時間があるかな、という不安はありましたが、北川さんが台本を早くあげて下さっているので、本当にありがたいです。まとめて集中するのは難しいのでスキマ時間にせりふを覚えるチャンスだと、ちょこちょこやってます」と合間を縫うように準備している。

 「毎日バタバタして、怒鳴ったり…とか慌ただしい日常です」と子育てと女優業は怒とうの日々。「これまでの経験もあるので安心はしている部分と、間が空いたので、浦島太郎状態な部分がある(笑)。今年はコロナ禍のこともありましたし、ドラマの役割が変わってきている気もする。だけど、自粛期間で物語の力が人を励ました部分もあるでしょうし、エールを人に送れる仕事であることは変わらない」とフィクションの持つエネルギーに可能性を感じながら現場に臨んでいる。
 作品のなかでは碧の彼氏候補として恋愛小説家である碧の担当編集者・橘漱石([Alexandros]・川上洋平)や、碧の幼なじみで下町商店街の鯛焼き屋『おだや』の息子で四代目・ゴンちゃん(沢村一樹)、碧とは付き合いも深い編集長・小西(くりぃむしちゅー・有田哲平)など男性キャラクターも物語を彩る。菅野の“推しメン”を聞くと「『推しメンバー』という意味なら空じゃないですかね、やっぱり」とにっこり。役を離れても娘がイチバンようだ。
番組詳細
日本テレビ系連続ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(毎週水曜 後10:00)
シングルマザーの恋愛小説家・水無瀬碧(菅野美穂)としっかり者のオタク娘・空(浜辺美波)に突如吹き付けた恋の春一番。母にとっては久々の恋、娘にとっては人生初の恋。北川悦吏子が脚本を手掛けるエキサイティング・ラブストーリー。

【放送日】2021年1月13日 スタート
【出演者】菅野美穂、浜辺美波、岡田健史、川上 洋平([Alexandros])、有田哲平、沢村一樹、福原遥 ほか
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