ORICON NEWS
野木亜紀子氏が持つ“原作を残す”センス 小栗旬×星野源が肌で感じた魅力とは
“わかりやすさ”への葛藤も「それでおもしろいのかな?」
さらに「2人の主人公のほかに、『被害にあったもう2人の子ども』という影の主人公もいる。そして、その周りの人の人生や過去回想もあり、それを2時間半に収めなければいけなかった」とどこを映像化するかの選別に苦労したという。それには、原作ものならではの難しさがあるようで「原作のテーマや根幹など、守らなければいけないところがあります。オリジナルならば、映像媒体にあうものを最初から作ることができるし、映像だと難しいから『やめよう』ということもできる。しかし、原作があると『やめた』とは簡単に言えない。どう成立させるか、針穴に糸を通すように作っていくしかない」と原作を尊重しながら完成させる難しさを語った。