• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
  • ホーム(ORICON NEWS)
  • 芸能 TOP
  • パッケージデザイナーとダンサーの両輪で活躍 鍛え抜かれた“美くびれ”「あの衣装を着て踊れるようになりたい」
ORICON NEWS

パッケージデザイナーとダンサーの両輪で活躍 鍛え抜かれた“美くびれ”「あの衣装を着て踊れるようになりたい」

 普段はパッケージデザイナーとして働く一方、『浅草サンバカーニバル』で優勝最多を誇るサンバチーム「仲見世バルバロス」に所属し、花形ダンサーのパシスタとして活躍するChiyoさん。「普段の私は“静”、サンバの時の私は“動”」とサンバの音(リズム)に魅せられダンサーを始めた彼女に、サンバの魅力について語ってもらった。

普段はパッケージデザイナー、サンバもデザインも“感じたことを表現して伝えたい”

――まず、Chiyoさんがサンバを始めたきっかけを教えてください。

Chiyoさん 友人に誘われて、サンバチームの練習会に参加したことがきっかけです。気が付いたら、会場に鳴り響く打楽器の大音量にぐっと引き込まれていました。その時はリズムもステップも何もわかりませんでしたが、とにかくその音の中にいるのがとても楽しかったんです。

――それは、いつ頃の話ですか?

Chiyoさん 2006年の冬頃ですね。ダンスそのものが未経験だったので、基礎から習いたくてレッスンに通いはじめました。あの音(リズム)で踊れるようになったら、もっと楽しくて素敵だろうなって。そのくらい楽しかったんです。

――Chiyoさんは、普段どのようなお仕事をなさっているのですか?

Chiyoさん パッケージデザイナーをしています。主に担当しているのは化粧品です。これらの容器の形や色、ロゴや箱に至るまで、いろんなもののデザインをしています。

――パッケージデザインの楽しみは? また、どのようなキッカケで現在のお仕事に就かれたのでしょうか?

Chiyoさん 大学卒業後に化粧品会社に就職したことがきっかけです。パッケージデザイン部門に配属され、インハウスデザイナーとして13年ほど勤めました。その後に独立して、現在はフリーランスでやっています。仕事の楽しさは“まだ見ぬものをイメージして、カタチあるモノにしていく”こと。また、製品として作り込んでゆくまでの過程が職人仕事のように思えて、そのプロセス自体も大好きです。

――サンバダンサーとしての経験が、現在の仕事に活きていると感じる部分はあります?

Chiyoさん あります。仕事でプレゼンテーションを行う際にもお客さまの反応を以前より敏感に感じ取れるようになりました。サンバのショーやパレードではお客様の反応がダイレクトに伝わってくるんですね。そういう経験を積み重ねていくことで、人の感情の機微を感じるアンテナが強くなったような気がします。サンバもデザインも“感じたことを表現して伝えたい”という気持ちは一緒です。

――初めて『浅草サンバカーニバル』に出演なさったことは覚えていらっしゃいますか?その時の思い出やエピソードも教えてください。

Chiyoさん それまで人前で踊ったことがなかったので、初めての『浅草サンバカーニバル』はまさに“大舞台”でした。浅草の広い車道に出て最初に見えたのは、沿道にぎっしりと集まったお客さま。出番を待ってスタンバイしている時は、本当に緊張して膝がガクガク震えました。でも、打楽器の演奏が始まると不思議なくらいサーッと緊張が解けていって…。それに合わせて周りの空気も変わっていき、何とも言えない気持ちの盛り上がりがありました。そこからは、スイッチが入ったようで、気が付いたらパレ―ドが終わっていました(笑)。それくらい一瞬の出来事でした。

――Chiyoさんは、『浅草サンバカーニバル』で優勝最多を誇るサンバチーム「仲見世バルバロス」で花形(パシスタ)ダンサーとして活躍されていますが、チームではどのような役回りになるのでしょう?

Chiyoさん パシスタはノペというサンバステップとバリエーションを加えて、アドリブで踊るんです。なので、自分が感じたようにステップを踏んで、サンバのリズムやテーマを表現する役回りなのではないかと思っています。ただ、このノペというステップがとても奥が深く難しく、理想のパシスタへの道のりは長いなと、日々感じます。

普段の私は“静”、サンバの時の私は“動”…自然にスイッチを切り替えている

――Chiyoさんが感じるサンバダンスの醍醐味とはどんなところですか?

Chiyoさん サンバを踊っていると、楽器隊、歌、ダンサー、そしてお客さまの気持ちがギュっと1つになる瞬間があるんです。その場にいる人たち全員の密度が上がるというか。そんな空間を作れること、感じられることがサンバを踊ることの醍醐味ではないかと思っています。

――Chiyoさんがサンバダンサーであることを、周りの人はどのように言っていますか?

Chiyoさん すごく驚かれることが多いです。普段の私からは想像がつかないらしくて、とてもびっくりされます。普段の私は“静”、サンバの時の私は“動”。自分のなかで自然にスイッチを切り替えているのかもしれないです。

――サンバを始めてから、自分のなかで何か変わったことはありますか?

Chiyoさん 身体を動かす楽しさと大切さを実感できるようになりました。そして、交友関係と行動範囲がすごく広がったように感じます。サンバを始めていなかったらおそらく出会えていない人たちと出会えたこと、出会えることに感謝しています。

――サンバの衣装は露出度も高いものが多いですが、抵抗などはありませんでしたか?

Chiyoさん ありました。サンバのレッスンをはじめた頃は、とにかく体を動かせるようになりたかっただけなので、人前で踊るなんて考えたこともなかったんです。それが次第に変化して、気が付けば“あの衣装を着て踊れるようになろう!”という目標になっていました。

――そんな衣装を美しく着るためにChiyoさんが心がけていること、やっていることはありますか?

Chiyoさん 週に1回ジムに通って筋トレをしています。ほかには、ヨガに行ったりします。食事は特に制限はしていないです。「食べ過ぎたらその分動こう!」と思っています。

――Chiyoさんが思うサンバの魅力は何でしょう?

Chiyoさん 生の打楽器と歌のもつ独特のリズムです。その音(リズム)に任せて踊るのはとても楽しくて気持ちよくて、何物にも代えがたいものがあります。そして、その場にいるお客さまが笑顔になってくださること、時間と空間を一緒に作り上げられることが魅力だと思います。
ChiyoさんのFacebook(外部サイト)

あなたにおすすめの記事

 を検索