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「個人的には嫌いじゃない」を最も体現する男 “ノンスタ石田” 見せ方の妙 

  • 芸能界での「個人的には嫌いじゃない」存在?双子の父としての支持も急上昇中のNON STYLE・石田明 (C)ORICON NewS inc.

    芸能界での「個人的には嫌いじゃない」存在?双子の父としての支持も急上昇中のNON STYLE・石田明 (C)ORICON NewS inc.

 「好き」でもないし「嫌い」でもない…どこかあいまいながら、最近ネットや日常生活で目にする機会が増えているのが、「個人的には嫌いじゃない」という表現。自己主張しているようで断定はせず、でもどこか知的にも聞こえる使い勝手の良い汎用性の高いキラーフレーズだが、この「個人的には嫌いじゃない」を多く勝ち得ることが出来る対象は意外に少ない。

「推しすぎず」「否定しすぎず」表現としての使い勝手

 このフレーズの頭にある「個人的には…」だが、「個人」の部分に自分の名前を入れるととたんに知的に聞こえなくなるから不思議だ(例/浜崎あゆみのあゆ的には〜)。あくまで「個人」であり、しかも「的」がつくから、「私」や「俺」よりも自分を客観視できているように思われる。さらに「個人的に」の後に「は」を入れることで、「個人的に嫌いじゃない」よりも断定しておらず、(みんなはどう思っているかは知りませんけど、私「は」そう思う)といった冷静な立場表明のような余裕がある。

 つまり、「個人的には嫌いじゃない」に込められている配慮や言葉の響きからは、「大大大好き!」「死ぬほど嫌い」的な一直線な感じを与えず、「推しすぎず」「否定しすぎない」といった玄人目線、上級者っぽさが感じられる。言葉の流れとしても俳句や短歌のようなリズム感もあり、言葉としての“すわり”がよい。

 最近、このフレーズをよく聞くようになった理由としては、やはりSNSの普及があり、個人が意見を発信する「場」が急増したことが挙げられるだろう。個人的な趣味や好みに関する議論が地域や世代を超えて活性化する一方、相手によっては思いもよらぬ解釈や誤解、曲解によって炎上する…という事態も増えている。自分の意見を表明したり、相手を知る際にもまずお互いの「好き」を知ることが重要事項となってきており、炎上を防ぐためにも、強すぎず弱すぎもしない「個人的には嫌いじゃない」というフレーズが重宝されるようになったのではないか。

芸能界での「個人的には嫌いじゃない」、足りうるのは「程よい芸人」枠の“ベテラン”

そうした現代社会におけるパワーワードを芸能界に当てはめるとどうか。「個人的には嫌いじゃない」=「ちょうどよい立ち位置」とすると、『バイプレーヤーズ』(テレビ東京系、2017年)でも共感を得た遠藤憲一や松重豊、女優では片桐はいりや江口のりこ、木村多江など実力派が名を連ねる傾向にあるようだ。一方で、俳優や女優の好みに関しては登場作品や、演じる役柄に左右されることも大きく、作品単位で評価が分かれることが多い。
 
 「個人的には嫌いじゃない」=「テレビで毎日見るに堪えうる」とすると、テレビ番組・CMのリサーチを行うエム・データが出す『2019年上半期TV番組出演ランキング』によると、1位は国分太一(TOKIO)、2位は設楽統(バナナマン)、3位は坂上忍、4位は博多大吉(博多華丸・大吉)。帯番組MCを始めとして、「好感度でテレビ出演時間が急変化する」という意味ではお笑い芸人が指標足りうる可能性が高い。

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