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整形告白の現役キャバ嬢社長・桜井野の花の覚悟、「自分が子どもを生むことはない」
お金をかければかけるほど自信になる「2000万円もかけて可愛くないはずがない」
桜井野の花 小学校3年生くらいの時には、もう決めていました。鼻の穴の大きさを元々コンプレックスに感じていたのですが、それを学校の友達にからかわれたんです。「絶対に、将来整形する」と心に決めていました。だから鼻の穴を小さくする整形を最初にしました。整形前は、鼻の穴を気にするあまり、真正面から写真に写る事が苦手だったり、あまり思い切って笑わないようにしていたんです。でも整形をしてからは、よく笑うようになりましたし、どの角度でも自信を持って写れるようになりましたね。
――自信がついたことによって、周りの人への接し方や性格に変化はありましたか?
桜井野の花 街をすっぴんで歩けるようになりました。あとは、当たり前かもしれないのですが、自信がつきましたね。私自身、整形歴が長いのでお客様の中には「2年前の方が良かった」とか「1個前が最高だった」とか、時には「7年前の方が良かったのに」って方もいらっしゃるんですよ。でも、自分の中では、常に最新の顔に満足しているんです。お金をかければかけるほど、自信になる。だって2000万円もかけて可愛くないはずがないじゃないですか!(笑)。
その分、性格は…ひねくれたかもしれないですね。「あいつブスだなぁ」とか(笑)。自分に自信がついて、どうしても周りを見る目は厳しくなりましたね。ただ、お客さんが喜ぶような会話って、人の悪口だったりとかするんですよね(笑)。だから、整形してなかったら接客のレパートリーとしては絞られてしまったのかなって。お客様が喜ぶようなブラックな会話はできていなかったと思います。
壮絶な整形手術に「ドラマとかで観る『いっそ殺してくれ』の意味が何となくわかった」
桜井野の花 すごく覚えています。どんな痛みかっていうと言葉にするのが難しいのですが、「こんなにしんどい痛みが続くんだったら、もう死にたい」って思うくらいでしたね。よくドラマとかで観る、病気が辛くて「いっそ殺してくれ」とか「カテーテルを抜いてくれ」って言う人の気持ちがそれまではまったく理解できなかったんですけど、その時なんとなく分かったんです。
――その「死にたくなるほどの痛み」はどのくらいの期間続くものなのでしょうか…。
桜井野の花 術後だいたい3日くらいですかね。入眠するための薬を打つので、寝ている間は大丈夫なんですけど、目が覚めると地獄でしたね。
桜井野の花 うーん…術後3日くらいは「もうやりたくない!」って思うんですけど、やっぱり半年くらい経つと、どんなもんだったかなっていうのを忘れてきちゃうんですよね(笑)。だからもう1回やりたくなる。
――(笑)。でも、トップ5に入るレベルはさすがにもう…。
桜井野の花 いや、実は私は希望を持っていて、他の病院だったら大丈夫かな?って思っているんですよ(笑)。周りの子に聞くと、同じ手術を「痛くなかった」っていう子もいて。でも、本当にそれって先生によって変わると思うんですよね。もちろん相性もあると思いますし、アフターケアをしてくれるのかしてくれてないのかっていうのは、かなり大きな差が出てくるのかなって思いますね。
「彼氏と旅行に行く」より「整形するから1週間休む」と伝える方が、変な噂も立たない
桜井野の花 正直「お金になるな」って思ったのは、もちろんあります(笑)。あとは「ネタ切れ」ですかね…。私って、今までに常に色々なネタがあったんですよ。例えば、最初の頃で言うと、ホストにめちゃくちゃ通っていた事をネタとするようになったり、今度は70数ヵ月連続でNo.1ってことだったりとか、バースデーを盛大にやってみたり。しまいには、お店出してみたり、横領されてみたり(笑)。それまで、整形の事はずっと隠してはいたけれど、いつかはネタとして言おうと思っていた事でした。
――公表する際、お客様に対してはどのようにお話しされたのでしょうか。
桜井野の花 骨を切る手術だったので、しばらく顔も腫れてしまうしSNSも更新できなくなるんです。もちろんお店も1週間くらいは休まなきゃいけなくて。その時に、お客様に「整形をする」って言って1週間お休みをいただくのと、「彼氏と旅行に行く」って嘘をついて1週間仕事を休むの、どっちの方がマシかなって考えたんです。まぁ、整形も当時は今より認められていなかったんですけど、消去法で言うんだったら「整形するから1週間休む」の方が、変な噂も立たないで済むしいいかなって。ただ、公表するにあたって、母の事が少し引っかかってたかな…。
――お母さまの事とは?
桜井野の花 整形を公言すると、つまり母をブサイクだって認める事と一緒な気がしてしまって。なので、躊躇していた面もありましたね。でも、その当時はちょうど輪郭形成で骨を切る手術をする前だったので、さすがに大掛かりすぎて逃げられないなっていうのもありました。手術について母に相談したら、もちろん反対されて喧嘩になりましたけど、手術当日は心配して東京まで来てくれました。