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(更新: ORICON NEWS

ミニ四駆コンデレ コンクールデレガンスで人気のマシン一挙公開

平成最後の“サクラ”がここに 満開の「ミニ四駆」で日本の風情を表現

平成最後の“サクラ”がここに 満開の「ミニ四駆」で日本の風情を表現

 過去に2度のブームを巻き起こし、発売から37年経った今でも根強い人気の「ミニ四駆」。“世界最小のモータースポーツ”とも呼ばれ、子どもにも大人にも人気のコンテンツだ。ミニ四駆には、マシンの見た目を競う企画「コンクールデレガンス」(以下コンデレ)という大会もあり、レース同様大きな盛り上がりを見せている。今回は、平成最後の桜シーズンも終わりに向かいつつある今、ピンクと白のボディに彩られた桜満開のミニ四駆「スプリングシャーク」をご紹介。一昨年に制作されたというマシンではあるが、この時期にピッタリの仕上がりになっている。制作者である葵惠aoikeiさんに、コンデレへの想いや、こだわりを聞いた。

ミニ四駆界の伝説“前ちゃん”と“初代ミニ四ファイター”から影響

――コンデレ制作を始めたきっかけは何ですか?
葵惠aoikei今年でミニ四駆歴29年になります。第1・第2ブーム当時、『コロコロコミック』などの改造作例を参考に、レース用以外のマシンを定期的に制作していましたが、コンデレには参加していませんでした。2014年にTwitterを始め、あるチームに参加、チーム内限定のコンデレ経験を経て、2015年より公式大会のコンデレに参加するようになりました。それを機に、コンデレ用のミニ四駆制作を本格的に始めました。ですので、コンデレ歴としては5年ぐらいになるかと思います。

――コンデレ制作に関して、影響を受けた方はいますか?
葵惠aoikei初めに思い浮かぶのは、タミヤの前ちゃんこと前田靖幸さんの「ZEN(前)」シリーズと呼ばれる改造ミニ四駆です。レース仕様の本格的な改造、ボディの加工とこだわり、ミニ四駆のあらゆる影響をこの方から受けていると思います。また、公式大会や漫画でおなじみの“初代ミニ四ファイター”さん。この方々から、ミニ四駆に対するアイデアや技術の影響を一番受けていると思います。

――コンデレ作品1台の制作にかかる時間はどれくらいでしょうか?
葵惠aoikei一日平均4〜5時間作業をしたとして、制作期間の短い作品で3〜7日、大型作品や繊細な作品は20〜30日ぐらいで完成すると思います。

――コンデレ制作者として心がけていることは何ですか?
葵惠aoikei“自分の作りたいものを作る”ということを一番に心がけています。自分の技術やアイデアを活かせる作品や、原作やテーマを大事にすることもコンデレに大事なことだと思っています。また、作品の名前も、コンセプトやイメージを伝える要素ですので、大事にしています。

――自身のコンデレマシンで一番のお気に入り作品は何でしょうか?
葵惠aoikei『タミヤ公式ガイドブック ミニ四駆超速ガイド2017-2018』(学研プラス)に掲載して頂いた、「ヴァイス・モーメント・スコルピオン」と「エターナル・スコーピオン」がお気に入りの作品です。この作品はボディを交換することができ、また交換後は専用のマスクを装着することで青い目の「トワイライト・スコーピオン」に変化します。

こだわりはマシンだけでなく台座にも 桜の雑貨でより華やかに

――「スプリングシャーク」を作ろうと思ったきっかけを教えてください。
葵惠aoikei2017年4月にとある店舗コンデレの『春のコンデレ、テーマ「サクラサク」』にエントリーしようと思い、制作いたしました。その時にこの作品は特別賞を頂きました。公式コンデレでは、2017年の『スプリング東京大会2』にエントリーし、入選を頂きました。

――「スプリングシャーク」の制作で苦労した部分は具体的にどこですか?
葵惠aoikeiこの時に初めて季節をテーマとした作品を作ったので、テーマに合う作品になるか手探りの状態でしたので、その点で苦労しました。

――「スプリングシャーク」は、マシンのみならず、台座にもこだわりが見えます。
葵惠aoikei桜をテーマにしているため、ピンク、白、赤のパーツを選びバランスよく組み合わせています。ボディは「シャドウシャーク」と「Zウイングマグナム」の2種類を組み合わせ、ピンクに塗装しデコレーションシールを張り、カッコいいシルエットの中に可愛さを表現しました。台座は桜の雑貨を購入し、桜色紙の上に桜の紙皿、そこに桜の折り紙で大きな桜を切り貼り、奥に桜の造花を置き、造花によって固くなったイメージを和らげるため、手前にふわふわの桜の花を咲かせてメリハリをつけています。

――一番好きな「ミニ四駆」を理由とともに教えてください。
葵惠aoikei1996年7月に発売された「リアルミニ四駆」シリーズ第一弾「スピンコブラ」です。走るのが当たり前のミニ四駆に「走らないミニ四駆」が発売された衝撃は今でも覚えています。ミニ四駆シリーズ初となる、飾って楽しむディスプレイ用のミニ四駆。この「リアルミニ四駆」シリーズのリアルなメカパーツや構造は、コンデレ用のドレスアップパーツや資料としても、とても重要な存在だと考えています。「スピンコブラ」は、曲線の多いデザインの中にメカパーツが詰まっている感じがとても気に入っています。

――ご自身にとって「ミニ四駆」とは何ですか?
葵惠aoikeiミニ四駆とは“つなぐ”存在です。ホビーの枠に収まらないで、人々を繋ぎ、そして広がっていく。身近な存在であり、家族や仲間のような安心感があります。私にとってミニ四駆は様々な“縁”を頂いたものであり、この出会いに感謝しております。

◆葵惠aoikeiさんTwitter @aoikei1006(外部サイト)

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