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ORICON NEWS
ミニ四駆コンデレ コンクールデレガンスで人気のマシン一挙公開
「仮面ライダー」モチーフのマシンも 特撮ヒーロー好きが作る“特撮四駆”
「仮面ライダーBLACK RX」役本人に、改造ミニ四駆を飾ってもらったことも
ゾットンミニ四駆に復帰したとき、普通にミニ四駆作るだけじゃ物足りない、何かオリジナルのマシンが欲しいと思っていたところ、コンデレという場があることを知り軽い気持ちで出してみたのがきっかけだったと思います。
――コンデレ制作を始めて、最初に苦労した点を教えてください。
ゾットン頭の中にあるイメージをどうやって具現化するか、です。これは今でも悩みます。デザインに使えそうな技法をちょっとずつ勉強して、アウトプットできるように心がけています。
――コンデレ制作で一番重要視しているところは何ですか?
ゾットンとにかく、「俺はこれが好きなんだ!どうだ、いいだろう!」という気持ちを乗せることです。
――コンデレ制作に関して、影響を受けた方はいますか?
ゾットンあえて一人挙げるならHIROFUMIXさんです。マッキーコンデレ(マジックペンでボディに画を描いたマシン)という作風を提唱してくれたおかげで、「感動ドキュメンタリ ヘルシェイクマグナム」などを完成させることができました。
――これまでのコンデレ制作で、ターニングポイントとなった出来事はありますか?
ゾットンミニ四駆でマグロを作ったときでしょうか。スライドダンパー連動で尾ビレが左右に動き、マスダンパー連動で口がパクパク動くギミックのコンセプトと、走行イメージがうまく融合したなぁと自分でも思います。
――特撮系コンセプトが多いですが、特撮作品に対して特別な想いはありますか?
ゾットン子どもの頃から特に『仮面ライダーBLACK RX』が好きで、レース用マシンもコンデレ用マシンも、よくモチーフに使わせてもらっています。『仮面ライダーBLACK RX』の本編に登場した車両「ライドロン」を再現したミニ四駆を制作し、主演の倉田てつをさんに寄贈したところ、倉田さんがオーナーを務めるステーキハウス「ビリー・ザ・キッド東陽町店」に飾ってもらえたことが最近特に嬉しい出来事でした。
――今まで制作してきた特撮系コンデレマシンのコンセプトはどんなものがありますか?
ゾットンスーパー戦隊、仮面ライダー、メタルヒーロー、ウルトラマン、ゴジラ、ガンダム、アイアンマン、マッドマックス、ブレードランナーなど、国内外問わず手広くやってます。
「仮面ライダージオウ」の変身方法を取り入れた改造へのこだわり
ゾットンただの一ファンの二次創作物であることを自覚し、オリジナル作品へのリスペクトを忘れないことです。
――特撮系コンデレマシンで一番のお気に入り作品は何でしょうか?
ゾットン一番を選ぶのは難しいですが、最近制作した「仮面ライダージオウエンペラー」は気に入っています。
――「仮面ライダージオウエンペラー」で苦労した部分を具体的にはどこですか?
ゾットンやはり目の“ライダー”の文字の入れ方です。いろいろ悩んだ挙げ句、ボディを文字の形にくりぬいて100円ショップのお湯で固まる樹脂粘土を使って整形しました。半透明なので光らせる事もできるし色も選べる。今後の作品にも積極的に取り入れてみたいなと思います。
――「仮面ライダージオウエンペラー」でこだわった点を具体的に教えてください。
ゾットンシャーシとボディを留めるボディキャッチです。ジオウはベルトバックルをグルッと回転させて変身するため、回転して止めるボディキャッチにベルトの意匠を取り入れてみました。「なんかいけそうな気がする!」と思いました(笑)。
――コンデレ作品で他の人には負けないという“強み”は何でしょうか。
ゾットンマシンの目力(めぢから)です。モチーフの都合上、マシンには顔があることが多いのですが、顔があることで目に留まりやすいんです。それだけ人の印象に残りやすくなるので、特撮系に限らずここは意識しています。
――今後は特撮系コンセプトでどんな作品に挑戦したいですか?
ゾットンもう10年くらいやっているのでやり尽くした感はありますが、変形・合体するようなマシンは納得できる形では作れていないので、挑戦してみたいです。
――ご自身にとって「ミニ四駆」とは何ですか?
ゾットン数多の特撮ヒーローのように、世代を超えて老若男女に愛されるコンテンツであり、最高のコミュニケーションツールだと思います。ありがたいことにミニ四駆のおかげでたくさんの友人知人と知り合うことが出来ました。今後も末永く愛されるコンテンツになって欲しいなと思います。
◆ゾットンさんTwitter @zod3barukan(外部サイト)