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『異色肌ギャル』プロデューサー・miyakoに聞く、「週末ギャル」は自己解放の手段 その理由とは?

 赤や緑、紫、黄色などカラフルなドーランで全身をメイクした『異色肌ギャル』。昨今、メディアでも頻繁に取り上げられるようになったギャルの新カルチャーだ。そこで今回、 “異色肌ブーム”の仕掛け人となったmiyakoさんにインタビュー。ギャル文化へ想いと、『異色肌ギャル』の“生き様”を聞いた。

変身することで“別人格”になり、自己肯定感が増す

――GALに興味を持ったのはいつから?
miyako10年以上前です。
――10年前っていうと、まだギャル文化が盛り上がっていた時期ですね。
miyakoそうですね、当時はトランスを聴いたり、それこそ『egg』(大洋図書)や『Ranzuki』(ぶんか社)、そのあと『小悪魔 ageha』(インフォレスト)を読んでみたりとか。そういう“ギャル文化”に憧れを持ったり触れたりはしていましたが、自分はただのオタクだったんです(笑)。
――『異色肌ギャル』とのギャップが激しいですね(笑)。
miyakoそうですよね、まったく違うキャラというか。でも、“オタク”っていう根本の部分は変わっていないんですよ。
――オタク要素が芯にあるんですね。『異色肌ギャル』をやるきっかけは?
miyakoアメコミとかもそうですけど、イラストの世界の中では肌の色が違うキャラは結構いて。オタクだからこそ“異色肌”に馴染みがあったというか。その異色肌を“ガングロギャル”みたいに別のカラーで表現できたらカワイイんじゃないかって、割と自然に生まれました。そもそも“ギャルメイクはカワイイ”みたいな想いは昔からあったんで、“ギャル”と“異色肌”を融合させちゃえと。
――先日、蜷川(実花)さんともお仕事をしていましたね。
miyako知り合いから「蜷川さんのイベントに参加してほしい」ってメッセージをいただいて、それがきっかけでした。実際にお会いしてみて「異色肌ギャルちゃんたちカワイイし」とか、リハーサルの時とかも「私服もカワイイね」とかおっしゃってくださって、すごく嬉しかったです。お話をいただいた時はビックリしましたが、異色肌ギャルにとって、世間のみなさんに知ってもらうターニングポイントになったと思います。
――『異色肌ギャル』の時は性格まで変わっているように見えます。
miyakoそうですね。“別人格”になってかなり自己肯定感が増します。普段のメイクって「ああ、今日はちょっと盛れたな」とかはあるけど、いつも見てる自分じゃないですか。でも『異色肌ギャル』になると、今まで見てこなかった自分がそこにいて、まるで別人になれたような感覚。ギャルって名乗っている以上、ギャルの気持ちに入り込む感じもあります。
――いま、異色肌ギャルは6人のメンバーがいるとのことですが、彼女たちもメイクをとると性格が変わるんでしょうか。
miyakoやっぱりメイク前とメイク後では全然テンションが違うと思いますね。昔から“変身もの”や“魔法少女”のアニメがありますよね、ああいう感じなのかなって。変身すると“強くなれる”、“勇気をもらえる”っていう。以前「マンバ」や「ゴングロ」とかやってた方も同じだと思うんですけど、メイクをして変身したり別人になることで、自分の強さが引き出されるというか、強くなった自分に変身したんだぞっていう。やっぱり女の子って常に変身願望を抱えてると思うんですけど、“異色肌ギャル”だとそれが並大抵じゃなく満たされますね(笑)。
――以前のギャル文化って10代を中心に、365日24時間、日常すべてがギャル化してた訳ですよね。それに比べると、『異色肌ギャル』には日々の生活や仕事があって、ここぞというタイミングで変身する。必要な時に自分のタイミングでギャルに“変身して”ストレス発散するっていうのは、時代の変化を感じます。
miyakoまさに、その瞬間だけパーッ!って自己解放されるっていう爆発的な感覚があります。逆に毎日やってないからこそ、変身願望が溜まって溜まって溜まって……バンッ!ってなるのかもしれないですね。
――週末だけとか?
miyakoまさにそんな感じかも。『週末ヒロイン』じゃないですけど、『週末ギャル』的な(笑)?

強気なギャル要素を取り入れて“化学変化”を楽しむ

miyako以前、黒ギャルさんともTV番組の企画で対談させてもらって、そのときに“ギャル精神”とかいろいろ学ばせてもらいました。ダメ出しもいっぱいされましたけど(笑)。
――ダメ出しというと?
miyako「本物のギャルは、もっと爪も長くてネイルにも髪にもお金かけてるし、肌もホントに焼いてるし」とか(笑)。ギャル文化ってこれまでの変遷があって、黒ギャルさんたちは黒ギャルの文化をずっと守り続けているんですね。今ってギャルも細分化されていて、いろんなギャル観があって良いと思っています。
――ギャル全盛時も、「ゴングロ」「ヤマンバ」「マンバ」「age嬢」など、いろんな系統がありました。
miyako地域でも棲み分けできましたよね。渋谷系ギャル、新宿系ギャル、原宿系ギャル…など、みなそれぞれで「自分たちが一番カワイイ」と思っていたんだと思います。私は、そんなギャルたちの要素を取り入れたいと思っていて、ギャルから学ぶことで自分の中の化学反応を見たりしています。あと、黒ギャルの皆さんみたいな「強気なギャル精神」というか、芯の強さにも憧れます。『異色肌ギャル』のグループって、みんなオタクっぽくて普段は大人しい子が多いので、芯の強さというか「ギャルは強いんだぞ」みたいな所を学びたいですね。以前のギャルって、センター街にいた子とかみんな“ギラギラ”してましたもんね。アウトローでアングラで。
――1990年代初期のギャルってヤンキーからの派生的な面もありました。
miyako道端に座り込んでるギャルとか不良でしたもん(笑)。「egg」も「men’s egg」(大洋図書)もブレイクしていくうちに大衆化していって、ギャル・ギャル男はマイルド化していった感じですよね。最後の方は健全なギャルたちも生まれてきて(笑)。
――渋谷カルチャーに詳しいんですね。
miyako実は私、渋谷区出身なんですよ。だからちっちゃい頃からセンター街にいる若者を生で見てきました。センター街が怖かった時代も、小さいながらに記憶に残っていますから(笑)。

ギャルメイクは “愛すべき手間” だからこそ達成感がある!

『異色肌ギャル』がVRで大暴れ!? 「VR ZONE SHINJUKU」に降臨!miyako(エメラルドグリーン)、須永ちえり(イエロー)、美紅(パープル)、ソノラマ(オレンジ)、ひつじちゃん(ライトブルー)、いちごれあ(ペールピンク)

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――今は、渋谷の街も“若者の街”というよりは、“海外旅行客の街”というイメージです。『異色肌ギャル』って海外ウケが良いと思うんですが。
miyakoInstagramでも「♯ishokuhada」ってのがあって、検索すると外国人の方がやった『異色肌ギャル』のコスプ画像がいっぱい出てくるんです。「sushi」とか「samurai」みたいに「ishokuhada」って言葉が海外でも広まりつつあるんです。「カラフルギャル」とか「カラフルスキン」とかじゃなくて「異色肌」で通っちゃったのは嬉しいですね。
――こうやって新しいことをやると批判的な人もいると思います。
miyako何でもかんでも「アバターみたい」ってことを言う人はいますね。ウチら誰もアバター観てないんだけどな……みたいな(笑)。
――メイクは大変だと思いますが、一般の方がもっと気軽にできるように簡略化などは考えていますか?
miyakoメイクしやすいドーランとか開発してみたいなって。カラーファンデーションみたいな感じで。でも、基本的にギャルのメイクって面倒くさいものなんですよ(笑)。そこは一つひとつみんなでメイクの腕を高め合っていこうね、って感じです。ギャルにとってその手間は、“愛すべき手間”で、だからこそ達成感もあると思います(笑)。
――昔のギャルも普通に2〜3時間メイクしていましたね(笑)。
miyakoもともとギャルメイクの工程を見るのも好きっていうか。その工程って、メイクしない男性とかにはなかなか伝わらないから「女の子は頑張ってるんだよ」って伝えたいですね。

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