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実写映画『銀魂』大特集! キャスト&原作者インタビューにキャラ紹介もまとめ読み!!
原作漫画はギャグとパロディのオンパレード!
まず原作漫画の『銀魂』の魅力のひとつは、秀逸でシュールなギャグだ。ヒロインであるはずの神楽に鼻をほじらせることもいとわない大胆さ、そして少年誌での連載にも関わらず、攻めに攻めている下ネタ。さらに他作品のパロディも多く、それらは『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』など、多くの名作がギャグの下地となっている。実写化が発表された際も、原作漫画では映画に主演する小栗旬をイジりまくったり、もはややりたい放題。実写版映画では、福田雄一監督がそんな原作ギャグの数々を踏襲し、ギリギリのパロディに挑んでいる。これには原作者の空知英秋氏も「僕はあんな無茶はしない」と言うほどだ。
シリアスパートも違和感なく再現、それが福田雄一の力
ギャグとシリアス、そんな多面性のある『銀魂』だけに、両方を違和感なく実写で再現することは限りなく難しいはずだ。だが、それを可能にしたのが、これまで数多くのコメディ作品を手掛けてきた福田雄一という存在。多くのパロディをネタにした『勇者ヨシヒコ』シリーズを思い浮かべる人も多いかもしれない。福田が監督、脚本でその辣腕ぶりを発揮したからこそ、『銀魂』の世界観を再現できたといえるだろう。
魅力的なキャラクターたちを出演陣がどう表現するのか?
また、登場人物の中で一番の常識人ともいえるのが、菅田将暉演じる志村新八。原作そのままの容赦のないツッコミで銀時たちをばっさりと斬るセリフ回しも見事だが、そのマジメゆえ、もだえ苦しむ新八を菅田は可愛らしく演じている。神楽役の橋本環奈も、ダダをこねたり白目をむいたり、嘔吐のシーンまでをも再現し、これまでのイメージを覆す挑戦っぷりだ。
そして、そんな万事屋の3人と対峙するのが、高杉晋助を演じている堂本剛だ。左目には包帯を巻き、影のある様相は原作通り“もっとも危険な男”というにふさわしい出で立ち。紫の着物で物憂げな色気をはらみつつ、銀時と対決する視線はあくまで鋭い。原作漫画、アニメファンも納得のキャスティングと演出が、映画『銀魂』では観られるだろう。
(文:今 泉)
キャスト&原作者インタビューもCHECK!!
映画『銀魂』
監督・脚本:福田雄一
出演:小栗旬 菅田将暉 橋本環奈 柳楽優弥 新井浩文 吉沢亮 早見あかり ムロツヨシ 長澤まさみ 岡田将生 佐藤二朗 菜々緒 安田顕 中村勘九郎 堂本剛
2017年7月14日公開
【公式サイト】(外部サイト)
(C)空知英秋/集英社(C)2017映画「銀魂」製作委員会