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天海祐希インタビュー『良いことも悪いことも、打たれることも調子に乗ることも(笑) 全部含めて必ず意味がある』

自分で選んだから、世間から何と言われようと悪くは思わない

――新たな1年が始まりましたが、昨年を振り返ってみていかがですか?
天海祐希撮ってから半年後や1年後に公開される作品も多いので、「これいつ撮ったかな?」と思い出しつつ完成した作品を観るんです。すると当然ながら過去の自分が映っているので、過去の自分よりは成長していたいなと毎回思います。いろいろな現場でいろいろな人たちと力を合わせてひとつの作品を作るのですが、そこにはものすごいエネルギーが集まって、良いものが生まれていくんですよね。そういう経験をたくさんさせていただけることは財産になりますし、今年も昨年に負けないぐらい良い経験ができたらいいなと思います。昨年は『恋妻家 宮本』の撮影にはじまり『恋妻家 宮本』の取材で終わるという1年でした(笑)。

――映画、ドラマとさまざまな作品、役柄でご活躍ですが、出演作をどのような基準で決めていらっしゃいますか?
天海祐希それが、実はお話をいただいた順で決めてるようなところがありまして(笑)。昔は台本を読んで決めたいなんて窮屈な考えもありましたが、連ドラや舞台は台本が完成していないものも多いんです。なので監督や共演者の方、役どころなどを大まかに聞いて直感でお受けするようにしています。自分で選んだからには、例え世間から「あの役は良くなかった」と思われたとしても自分では良くなかったと思わないようにしていて。お受けしたからには良いことも悪いことも、打たれることも調子に乗ることも(笑)、全部含めて私にとって必ず何か意味があったんだと思うようにしています。

――演じる役のバランスを考えることは?
天海祐希お話をいただいたものに関しては、念のためマネージャーとすべて確認するようにしています。すべての作品のなかから、お互いの希望を話し合ってお話をいただいた順に決めていくことが多いです。自分ですべて選んでしまうと似たような役ばかりになってしまうと思うので、客観的に選んでもらったほうがバランスがとれていいのではないかなと。

何パーセントか新しい経験ができるような1年になればいいな

――今年は『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』と映画が続きますね。
天海祐希『奥田民生〜』は1日だけの撮影でしたけどすごく楽しかったです。共演した松尾スズキさんは以前舞台でご一緒させていただいていますし、妻夫木聡さんは今回初めてご一緒しましたが、NODA・MAP(劇作家・野田秀樹が主宰する演劇集団)つながりで何度かお会いする機会もあったので良い雰囲気のなかで撮影できました。とてもおもしろい現場ではあったのですが「大丈夫かな?」と不安に思う要素も少しあったり……(苦笑)。

――どの辺を不安に思われたのですか?
天海祐希とにかく私は“ゲロッパ”なんです(笑)。それはご覧いただくまでのお楽しみで。大根仁監督とは昔、とあるコントドラマでご一緒しました。すごく変わった内容である方が「これおもしろいの?」とおっしゃったのですが、私が「すっごくおもしろいじゃないですか」と言ったらしいんです。大根さんはその言葉に救われたとおっしゃったのですが、私はそんなことすっかり忘れていたので驚きました(笑)。そのコントドラマでは不条理な内容で風変わりな役を演じさせていただいたので、撮影が楽しかったことを覚えています。

――最後に、今年はどんな年にしたいですか?
天海祐希2016年の何パーセントかキープして、2016年を超えるものが何パーセントかあって、何パーセントかは新しい経験ができるような良い1年になればいいなと思っています。
文:奥村百恵/撮り下ろし写真:RYUGO SAITO
ヘアメイク:林智子/スタイリスト:篠塚奈美

恋妻家 宮本(こいさいか みやもと)

 ひとり息子の正(入江甚儀)が結婚したことで、2人きりとなった陽平(阿部寛)と美代子(天海祐希)の宮本夫婦。ある日、陽平は美代子が隠していた離婚届を見つけてしまう。

監督:遊川和彦
出演:阿部寛 天海祐希 菅野美穂 相武紗季 工藤阿須加
2017年1月28日(土)公開
(C)2017『恋妻家宮本』製作委員会
【公式サイト】(外部サイト)

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