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今や“笑コラ”の顔、佐藤栞里インタビュー 「バラエティに向いていない」と思った時も
やっと本当の意味で“笑コラ”の一員になれた気がした
佐藤栞里ちょっと遅いんですけど、やっとサブMCになれたんだって実感がわいてきました。いまだに収録前は緊張していますし、私で大丈夫なのかな?って不安もあったんです。でも、先日の20周年スペシャルで所さんと“朝までハシゴの旅SP”へ行ったとき、いろいろなアドバイスや、深い話しをしていただいて、すごく安心できました。
――そのとき「誰にでも巡ってくるチャンスかもしれない。だけどそこで活きる活きないはあなたの魅力だから」と所さんに言われて、号泣してましたね。
佐藤栞里すごく温かい言葉をいただいて。私もここにいていいんだって思えた瞬間でした。やっと本当の意味で“笑コラ”の一員になれた気がして。あぁ、所さんの言葉を思い出すだけで涙が出そうになりますね。
――ティーンのころから、ずっとモデルの仕事をされていますが、もともとタレント志望だったんですか?
佐藤栞里2010年頃、何度かバラエティ番組に出させていただいたことがあって。でも受け答えもできなかったし、他のタレントさんや芸人さんたちのすばらしさを目のあたりにして、私は向いてないんだって思っていました。でも、しばらく経って“笑コラ”にゲストとして出演したとき、これまで私の持っていたバラエティのイメージが変わったんです。所さんや関根麻里さんたちが作る温かいアットホームな雰囲気で迎えていただいて、私のつまらないひと言も所さんが拾って笑いに変えてくれたり。“バラエティって楽しいんだな”って思えたきっかけになった番組です。
タレント名鑑を見て、芸能人の名前をひたすらノートに書いて(笑)
佐藤栞里前日からの緊張がものすごかったですね。最初に“スペシャルゲストクイズ”があるじゃないですか。そのためにタレント名鑑を見て、芸能人の名前をひたすらノートに書いていましたから(笑)。本番前、メイク中もずっと芸能人の名前をブツブツつぶやいたり……。それから1年ぐらい後に「朝までハシゴの旅」のロケに抜擢されたときは、嬉しくて、ワクワクしていたのを覚えています。
――今では“笑コラ”をはじめ、様々なバラエティの収録もだいぶ慣れたのでは?
佐藤栞里とんでもない。今でも尋常じゃないぐらい緊張しています(笑)。モデルのお仕事は比較的いつも同じメンバーなことが多いので、周りの人に対して緊張しないんですけど、テレビのお仕事は全然違って。自分がしゃべる番が回ってくると思っただけで、今でもドキドキする心臓の音が聞こえてきて、寸前に頭が真っ白になってしまいます(笑)。それに声質も、あまり通る声ではありませんし、みなさんの面白さに圧倒されて、シュンって小さくなっちゃうこともあります。
――でも、いつもコーナーを紹介してくれる元気いっぱいな声は評判ですよ。
佐藤栞里本当ですか? 実は“笑コラ”のサブMCが決まったときから、先生についてボイトレ始めたんです。とりあえず基礎を覚えなきゃと思って。今でも週一で発声練習するために通っています。最近、声がちょっと太くなったねって褒められました(笑)。
――MCのためにボイトレって、あまり聞いたことがない気がします。基本、マジメな性格なんですね。
佐藤栞里いえいえ、単に自分に自信がないだけなんです。収録中も“ああ言えば良かった”って思うと、それで頭がいっぱいになっちゃって。自分の発言のあとにシーンとなったりすると、“時間よ戻れ! 時間よ戻れ!”って念じるぐらい(笑)。