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【ジャニーズ野球大会】“あさイチ”で鍛えた井ノ原の話術、二宮の外交力

13日に東京ドームで行われたジャニーズ野球大会では、V6・井ノ原快彦が見事な解説によって4万5千人の観客を楽しませた。一方、様々なグループから選抜されたタレントたちの架け橋のような動きを見せていたのが、嵐・二宮和也。それぞれの才能に迫る。
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■「赤めだか」「妖怪人間」、井ノ原による隙のない解説

 この日の解説を務めたのは、元プロ野球選手の立浪和義、元木大介、フリーアナウンサーの梅田 淳、KAT-TUNから上田竜也、中丸雄一。そして、途中から参加した井ノ原快彦。中でも、『あさイチ』(NHK総合)で鍛えられた井ノ原の話術は圧巻だった。

 絶口調の井ノ原は、KinKi Kids・堂本光一が打席に入ると、「先月まで相当階段落ちをしているので、体にダメージがあるはず」と、その主演舞台『Endless SHOCK』にすかさず触れる機転。タッチアップで光一がホームを踏むと、「(対戦相手の)Redにとっては、Endless SHOCKです」と、さらに畳み掛ける。自身と同じV6のリーダーである坂本昌行の登場には、「あ〜、キャッチャー用のヘルメットを持ってきちゃいました。そういうところがダメなんだよ。ヨッ、亀戸の星!」(坂本は東京都亀戸の出身)とツッコミを入れ、ピッチャーの中山優馬にデッドボールをけしかけた。また、ピッチャー・亀梨和也(KAT-TUN)とバッター・増田貴久(NEWS)の対決を「“妖怪人間”対“ミソスープ”の戦い」と名付け、二宮が登板した時は、「“赤めだか”をやってましたからね、Redですよ」と、出演したエンタメ作品や楽曲に絡めまくる。その見事な解説に東京ドームはおおいに沸き、ゲームに華を添えた。

■二宮がグループの垣根を越えた親交を促す

 そんななか、先輩と後輩の間を取り持つような動きが目立っていたのが二宮。4回表で華麗なヒットを放ち塁に出ると、ファーストを守っていたSexy Zone・菊池風磨と仲良く絡み、笑い合う。ラストのショータイム、Hey! Say! JUMPの「ウィークエンダー」の歌唱で登場したゲストの山田涼介とは、ニコニコと肩を寄せ合う場面も。そしてこの日の最後、選手全員でJ-FRIENDSの「明日が聴こえる」を歌いながらグラウンドを一周したときには、二宮は光一の隣をキープ。「みんな俺の彼女〜」と叫ぶ坂本の姿を他人事のように笑って見つめる光一の腕を取り、客席に手を振るよう促した。
このように、プレーそのものはもちろん、それ以外の才能や、ここでしか見られないタレントたちの素の部分が見られるのも、ジャニーズ野球大会の醍醐味なのである。
(文/菊地陽子)

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