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とにかく明るい安村、大きな挫折と服を着るタイミングの苦悩…「60歳・芸能活動の理想に向けて!」

ハダカ芸人の第一線で活躍中のとにかく明るい安村が、『映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』で声優デビュー! 声優初挑戦エピソードと“クレしん”愛を聞いた。しかし、喜んでばかりもいられない。過去に同シリーズで声優挑戦した芸人たちには“一発屋”になるというジンクスもつきまとう(!?)。そんな安村に、ブレイク後の“次”について聞くと、これまでの挫折といまの葛藤、芸能人としての理想の姿をマジメに答えてくれた。

新発見!僕の芸は人を笑わせるだけではない

――『映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』に声優として出演することが決まったときの素直な気持ちを教えてください。
安村“とにかく”ビックリしました。子どもから大人までたくさんの人が知っている人気アニメシリーズに“とにかく明るい安村”が登場して、さらに本人役で声優出演できるなんて! まず信じられませんでしたし、すごく嬉しかったです。でも、裸の僕が本人役で出られるのは『クレヨンしんちゃん』だけですからね。しんちゃんもおしりを平気で出すタイプなので、すごく親近感がわきました(笑)。

――劇中では、しんちゃんを怖がらせるような役どころ。いつものひとを笑わせる芸人としての顔とは違いますね。
安村そうですね。でも、よくよく考えてみたら、大人の男がパンツを履いたり履いていなかったりする光景って怖いですよね(笑)。僕の芸はひとを笑わせるだけでなく、怖がらせることもできるんだと新しい発見がありました。

――初めての声優の仕事はいかがでしたか?
安村すごく難しかったです。よく声優さんが台本を持って画面をみながら収録しているシーンがあるじゃないですか。あの姿に憧れてやってみたんですが、完全に無理でした(笑)。タイミングをあわせてセリフをいうことだけで精一杯で、そんな余裕まったくなし。前後のキャラクターのセリフも覚えて、自分の役割をしっかり果たすことだけに徹していました。

――出演することであらためて感じた、『クレヨンしんちゃん』の魅力は何だと思いますか?
安村憎めないキャラクターだと思います。何を言っても許されるのはしんちゃんだけ。僕も芸能界でしんちゃんのようなキャラになりたいと思っているのですが、これがなかなか難しいんですよ。

――ズバッと言えないタイプなんですか?
安村まったく言えないですね。言ったとしても、すごく気にしてしまうんです。でも、2日経つと忘れるので、言ってしまったら時間が経つのを待つようにしています(笑)。

テレビに出始めたころはずっとヘコんでばかり

――2日経てば、大丈夫なんですね。
安村はい(笑)。昨年までは舞台のステージに立っていることが多くて、そこはお笑い好きの観客が集まっているので、そこまでスベるということがなかったんです。でも、テレビはまったくの別物。めちゃめちゃスベるんですよ。でも、だんだんその感覚も麻痺してきたのか、“考えてもしかたない!”と切り替え、ヘコんだ気持ちを忘れるのを待つようになりました。スベったことをいちいち思い返しても仕方ないですからね。

――なんだか、発言がとてもネガティブなような……。
安村基本、ネガティブです(笑)。これを言ったらあの人は嫌な思いをするかなとか気づくと、話を途中で止めてしまおうって思うこともあって……。最近はそこまで考えることも少なくなってきましたが、テレビに出始めたころはずっとヘコんでばかりでした。

――いまはテレビのオファーも殺到していると思いますが、どういうお仕事を選ばれているんですか?
安村選んでいません! 知らぬ間に仕事が入っていて、自分の意見はほぼないです(笑)。なので、“嘘でしょ!?”というお仕事に出会うこともよくあります。この前は、マイナス18度の冷凍庫に1分間入ってからコーヒーやレモンティを飲み、何が一番カラダが温まるかという実験をしました。テレビのお仕事はありがたいんですけど、さすがにこのときは生命の危険を感じました(笑)。

――でも、下積み時代があったからこそ、こういったお仕事も楽しめるんでしょうね。
安村そうなのかなぁ(笑)。本音は1年目から売れたかったですけどね。いまだって、この先どのタイミングで服を着たらいいかわからなくて、すごく悩んでいます。裸はスタジオにいるだけで目立つのでいいんですが、娘のためにも早めに服を着たいなと思って(笑)。

――娘さんは裸で働くお父さんのことをどう言っているんですか?
安村まだ2才なのでケラケラ笑っていますけどね。先日の『R-1ぐらんぷり2016』に出場したときは、服を着て新ネタを披露したんですが、娘は服を着ている僕をみて「とーちゃん、なにやってんの」って言ったらしいんです。どうやら、僕は裸じゃないとちゃんと働いていないという認識みたいです(笑)。

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