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平祐奈インタビュー『いけない道?普段できないことをやりたい』

同年代女優の出演映画は刺激になる

――この映画が3月に公開されて、4月からは祐奈さんも高3ですね。
本当に早いです。まだ高1の気分です(笑)。あっという間で頭がついていきません。高校生になってから『案山子とラケット』『JKと雪女』をやった、『JR SKISKI』でニュージーランドに行った、ニューヨークにも行った……とかいろいろありましたけど、ゆっくり振り返る時間もないので、何をいつやったかはスケジュール帳を見ないと思い出せません。

――1年前に撮った『ぼくが命をいただいた3日間』でも、今の祐奈さんと印象がだいぶ違うし、顔立ちがどんどん大人っぽくなっているのでは?
周りからも「大人っぽくなった」とよく言われますけど、中身は変わっていなくて。両親には「まだ赤ちゃん」と言われていますし、ただ髪が伸びただけじゃないですか(笑)? 今も神社で遊ぶし。
――神社でばかり遊んでいるわけではないですよね?
映画館にも行きます。高1のときにひとり映画デビューして、同じ日にひとりカラオケもデビューしました。しかも、クリスマスの日に(笑)。両親が兵庫の実家に行って、お姉ちゃんも地方だったので、誰も家にいなくなって。「じゃあ、いいよ」ってひとりで行ったんですけど、ひとりカラオケはお母さんに「危ないから」と言われたので、もうやめました。

――映画を観ると、女優さんとしては刺激も受けます?
それはありますね。同年代の子が出ていると勉強になったりもします。

――『海街diary』も観ました?
観ました! 素敵でしたね〜。是枝(裕和)監督の映画はいつも、人柄が映像に滲み出ている感じがします。(広瀬)すずちゃんも四姉妹の皆さんもすごく自然体で、心が豊かになりました。

――すずさんは同い年で友だちなんですよね?
すずちゃんは作品ごとにいろいろな顔を見せてくれて、いち視聴者として「この表情は可愛いな」とか「力強くてすごいな」とか思います。

悪いことも…役だったら何でも挑戦できる(笑)

――「自分もこういう映画に出てみたい」と思うこともありますか?
ありますね。フランス映画の『ニキータ』を観て、「強い女性のああいう生き方もあるんだな」と思ったり。いけない道なのかもしれませんけど、役だったら何でも挑戦できるじゃないですか。普段できないことを、役を通してたくさんやりたいです。悪いことをしたり(笑)。

――現実では高3のうちにやっておきたいことは?
車の運転免許が取りたいです。というか、取ります! 絶対に!! 小さい頃からずーっと、兄たちが18歳になって免許を取るのを見てきたから、憧れがあります。「ついに私の番も来るか!」という感じ。ずっと“なめ猫”免許を持っていたんです。

――80年代に流行ったなめ猫ですか? そう言えば、『ぼくが命をいただいた3日間』でも、悠介の父の昔の部屋にポスターが貼ってありました。
そうなんです。その免許が家にあったんです。たぶんお兄ちゃんたちが買ったんだと思いますけど。運転免許に憧れがあったから、小さい頃はそのなめ猫免許をカバンに入れていました(笑)。教習所は18歳になる3ヶ月前から通えるんですよね? すぐ行きたいです。
――運転はうまくできそうですか?
家族では、お父さんは運転がうまくて安心できます。お兄ちゃんたちはお父さんほどではなくて、お姉ちゃんは危なっかしい(笑)。私もゴーカートは大好きで、遊園地では必ず乗っていました。ニュージーランドに行ったときもすごく楽しいゴーカートがあって、みんなで競走したら、私はずっとぶつけていました(笑)。

――免許取れますかね(笑)?
まず免許を取ってから運転はがんばります(笑)。でも、東京で運転する自信はないので、田舎に行って乗るとか。あと高3といえば、大学進学もしたいので学業にも力を入れないと。仕事も勉強も楽しみながらがんばりたいです。
(文:斉藤貴志/撮り下ろし写真:逢坂 聡)

ぼくが命をいただいた3日間

 小学6年生の悠介(若山耀人)は、冬休みを初めて父・啓太(高橋和也)の故郷で過ごす。自然に囲まれ田舎料理になじめずにいた悠介は一刻も早く帰りたいという思うが、辰雄(坂田利夫)の孫娘・明日香(平祐奈)との出会いが、彼を思いとどまらせていた。そして、山村の営みに触れるうちに、悠介は「命をいただく」ことの意味を学んでいく……。

監督:工藤里紗
出演:若山耀人 平祐奈 高橋和也 伊藤裕子 松原智恵子
2016年3月5日(土)より公開
(C)吉本興業
【公式サイト】(外部サイト)

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