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ORICON NEWS
事前に1000枚予約でDVD発売!! 孤高の芸人・永野が遂に“カルト”の殻を破る!!
よく分からない奴のDVDは簡単に出すのに。いつまで苦しむんだって!!
永野きちゃいましたね〜とうとう!
――斎藤工さんを筆頭に、溝端淳平さんや小嶋陽菜さんなど芸能界でもファンを公言する方が多数いますからね。
永野ありがたいですねぇ。やっぱり斎藤工くんの影響はデカいですね。小嶋陽菜ちゃんも好きと言ってくれるんですけど、実際に本人の前でネタやると「おもーい」って言われちゃうんですよ。
――胃がもたれると(笑)。でも、今回の最新DVDは事前に1000枚予約が入らなければ発売しないという結構過酷なハードルですよね。「普通に発売してくれよ!」っていう気もしますけど。
永野しますねぇ〜。「なんなんだよ!」って(笑)。よく分からない奴のDVDは簡単に出すのに。いつまで苦しむんだって!!
――芸歴20年の重みを感じる叫びですね。意外にも芸歴は長いですからね。
永野20年ですよ! 嫌になっちゃいますよね。ニルヴァーナとか通ってきた世代なので、20代で普通に死ぬと思ってましたからね! 今、41歳なんですけど、逆に太ってきちゃって。
――退廃感ゼロ(笑)。
永野はい〜(ニッコリ)。
尖った笑いを追求する若手が一杯いますけど、アイツら普通に授業料払ってますから
永野ホントですよ(しみじみ)。当時ってお笑い養成学校もほとんど無かったので、何となくホリプロに5年ほどいて。当然、芽が出るワケもなく……。
――今みたいにたくさんの養成学校があるワケではなかったし、簡単に芸人になれる環境ではなかったですよね。
永野そうですね。今って尖った笑いを追求する若手みたいなのが一杯いますけど、アイツら普通に授業料払ってますからね。そんなのが“狂気の世界”みたいなこと言ってますからね。
――授業料払って狂気もないだろうと(笑)。
永野ホントの狂気っていうのは授業料なんか払えない部分にあるんです。1995年当時の金払えない芸人たちの雰囲気ってホント暗かったですから。リアルに狂気の方も一杯いましたから(笑)。
――当時って事務所関係なくショーパブや小劇場などでシノギを削ってた感じですよね。
永野そうですね! 僕の主戦場は結構な低レベルの小劇場でしたけど(笑)。
――当然、食わるわけもなく……。
永野食えないのはもちろんのこと……。よく知らない人が主催するライブに、こっちがお金払って出るみたいな。
――アハハハハ! アンダーグランドですね〜(笑)。でも、今はやっとそこから抜け出したけど、昔から永野さんってお笑い業界での評価って高かったですよね?
永野どうなんでしょう……スタッフの方は好きだって言ってくれる人も多かったですけど、リアルな話、斎藤工くんによって一般的に名前が広がりましたね。
――「永野に乗っとけ!」みたいな風潮もね。
永野永野好きはちょっとオシャレみたいな! なわけないのに(笑)。
――意外に永野さんって毒舌ですよね。
永野いえ、毒舌というよりも、ただの悪口なんですよ。毒舌で切ることが出来ない。
――芸に昇華できないと(笑)。
永野そうですそうです!! ただ相手を不快な気持ちにさせて終わるという(笑)。
――モヤモヤだけが相手に残る。
永野最近思うんですけど、ラッパーになればよかったなぁって。41歳にしてエミネムに出会いましてね。
――遅っ! やっと出会いましたか(笑)。
永野僕らの世代ってやっぱりパンクが全盛でしたからね。ああいう、貧乏くさいやせ我慢の音楽が流行ってたので。
ツイッター一切フォローしてなかったんですけど、間違えて四国の女子高生を…
永野僕もずっと“カルト芸人”なんて言われて満足してた部分もあったんですけど、そういったモノに背を向けてテレビに出始めたのもラップのおかげですから。
――「のし上がってやるぜ!!」みたいなノリが?
永野そうです。ちなみに僕のツイッターのフォロー数がゼロなのもエミネムの影響なんですよ。一応、こんな僕にも1万5000位フォロワー数があるんですけど、「俺は孤高だよ…」みたいなことを表現したくて。でも、この間、四国の女子高生の「永野おもしろい」っていうつぶやきを見てたら間違えてフォローしちゃって。
――孤高のカルト芸人が唯一フォローしていたのが四国の知らない女子高生(笑)。
永野2日間くらいそのままになってて超恥ずかしかったですよ。その女子高生も頻繁につぶやく方だったんですけど、2日間くらい止まっちゃって。きっとカルト芸人にピンポイントでフォローされてヤバイ!と思ったんでしょうねぇ。