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ORICON NEWS
ソ・イングク『自分との闘いに勝ち抜く生き方を学んだ』
自然に誰かのために歌う最後の曲になった
イングクミュージックビデオ撮影がよみがえります。撮影地には、素敵な場所を探しますよね。「Last Song」はある場所のトンネルで撮影したんですが、出来上がりを見たら、そのシーンがすごく素敵でした。
――アルバムにも収録されている「Last Song」は、主演映画『君に泳げ!』の日本版イメージソングに起用されました。この曲の歌詞は、何がきっかけで書こうと思ったんですか?
イングクきっかけはとくになかったんですけど、先にタイトルを決めて、それから歌詞を書き始めました。そうしたら自然と、誰かのために歌う最後の曲というイメージになっていったんです。
――いつもはどういう感じで作詞作曲しているんですか?
イングクとくに決まっていないですね。「Last Song」は、家で作ってスタジオでレコーディングしました。
――映画のイメージソングになったことについては?
イングクすごくうれしかったです。思いがけず自分の出演作に自分の曲が選ばれて、そこで流れるのはやっぱり気分がいいものです。
――劇中では、水泳に打ち込む学生役を演じていますが、イングクさんの学生時代は歌の勉強をしていたんじゃないかと。
イングクそうですね、音楽に没頭している学生でした。僕以外の学生も、放課後にはみんなそれぞれ自分のやりたいことに打ち込んでいましたね。僕はバンド活動をしたり、レッスンに通ったりしていました。
――韓国は水泳の授業がないことが多いと聞きますが、泳ぐことは大丈夫でしたか?
イングク僕の学校でも授業はありませんでしたね。でも、僕の場合は、家から30分くらいのところに海があって、幼いころから友だちと水遊びをするのが好きでした。撮影の始まる前には、水泳のレッスンも受けましたけど。
ジョンソクはすぐに噛みついてくる!?
イングクどうだったかな……。記憶があやふやなんですけど、もともと知り合いだったんです。この映画では、台本の読み合わせのときから顔を合わせていました。
――劇中では、ジョンソクさんはクール、イングクさんはホットなイメージでしたが実際は?
イングクジョンソクさんは、人見知りはするけど、親しくなるとかわいい弟みたいな感じです。僕はふだんから明るいほうではありますけど、今回の映画の役ほどではないですね(笑)。ジョンソクさんとは、今作を通じてすごく親しくなりました。なにかあるとすぐ噛みついてくるんです(笑)。愛嬌たっぷりの人ですよ。
――撮影後にプライベートでの交流は続いていますか?
イングク会いたかったんですが、お互い忙しすぎてなかなか機会がなくて(笑)。
――映画で新しい自分を発見したとおっしゃっていましたが。
イングク 発見したというよりも、演じてみて学んだことがあります。僕が演じたウォニルは大変なことがあっても常に逆境を克服して、自分との闘いに勝ち抜く人でした。そういう人生への向き合い方を学びました。
――大食いのキャラクターでしたよね。とにかくたくさん食べるシーンがありましたけど、大変じゃなかったですか?
イングクすごく幸せでした(笑)。僕自身は、たくさん食べるというよりも食べること自体が好きなんです。好きな食べ物は、チキンとサムギョプサルですね。日本ではもういろいろなものを食べたので、次に何を食べるか新しい情報を探しています。今好きなのは豚骨ラーメンです。
――劇中のように、ライバルでもあり友情もありという存在はいますか?
イングクまだ今のところいないですね。いたらとても楽しいだろうなと思うんですけど。でも、ライバルがいないというのは、自分に自信があってということではないです。自分なりの謙虚さは入っていますが(笑)。
――日本人に映画のどんなところを観てほしいですか?
イングク僕自身がウォニルを演じて学んだことは、どんなにつらいことがあっても克服する勇気です。映画のラストでウォニルとウサンの緊迫感ある対決があるので、そういうところも観ていただきたいと思います。
――これからは、どういうふうに活動していきたいですか?
イングク思いついて即行動することもあるけれど、大まかな目標を持ってやっていきたいですね。今年は自分に投資をしよう、自分の時間を持とうとか。
(文:西森路代/撮り下ろし写真:鈴木一なり)
君に泳げ!
監督: チョ・ヨンソン 脚本:ユ・ヨンア、チョ・ヨンソン
出演:イ・ジョンソク、ソ・イングク、 クォン・ユリ
2015年2月28日(土)シネマート新宿ほか全国ロードショー
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