(更新:)
ORICON NEWS
楽しみながら学ぶ 大学生のボランティア活動
組織で働くノウハウを体に叩き込め!
すさみ町でおじいちゃんおばあちゃんと友だちになる
瀬川慶子さん「司令塔になると自分の指示でみんなが動くので、言葉の重みと責任感を強く感じました。ひたすら全員の食事を作る給食班の別名『おばちゃん』も経験しましたが、おかげで料理なんかしたことなかった私が、今では得意になったんですよ」
畔柳風花さん「すさみ町のおばあちゃんたちとは、もう下の名前で呼び合う関係(笑)。自分の成長が実感できるこんな経験、よそではできないんじゃないかな。去年は青年海外協力隊に参加しケニアに行きましたが、そこでの経験のおかげで辛いことも乗り越えられました」
今年からは地道な活動が認められ、すさみ町議会からも予算がおりた。すさみ町と摂南大学の絆は、ますます深く強く結ばれている。
【check!】「ボランティアスタッフズ」が活躍するストーリーが、大学創立40周年プロモーションムービーになりました!
近畿の川はオレたちが守る!
部独自の「淀川ぷちクリーン作戦!」で毎月1回、清掃活動を行い、地域の大規模清掃では、道具運びからのぼりを立てる作業まで、何週間も前から準備に参加して、地域の年配者の方たちではできない力仕事を担う。すでに彼らは、地域の自然を守る主催者の一員なのだ。
大槻航平さん「川の中に原付が何台も沈んでるなんて、この活動で初めて知りました。清掃が終わったらごみの前で記念撮影して、目で見て達成感を味わえるのがいい。魚釣りが好きなので、外来種駆除作業も楽しいですね」
内山昌哉さん「夏から秋にかけては、各地の祭りでEボート活動を行います。10人乗りのゴムボートが3艇あるので、依頼がひっきりなし! 毎週土日は必ずどこかの川で浮かべていますが、大人も子どももとても喜んでくれるんですよ」
兼久卓也さん「子どものときからまったく行く機会がなかった川で、今、こんなに活動していることがなんだか不思議です。毎月1回、自治体や市民団体の会議に出席したり、みんなを引っ張っていく役割は大変でしたが、あっという間の3年間でした。卒業が寂しい!」
ボランティアスタッフズもエコシビル部も、全員声をそろえて「楽しい」を連呼し、こちらが戸惑うほど目をキラキラさせている。少し前の時代では「ボランティアなんてダサい、気恥ずかしい」と遠巻きに見る人が多かったはずなのに、現代の若者にそんな気負いはまったくない。むしろ積極的に飛び込んで、なんでも思い切り楽しむ素直さが、この世代の特長なのかもしれない。なんとなく4年間を過ごした学生たちとの差はいうまでもないだろう。選ぶのは君自身だ!
摂南大学
7学部13学科からなる総合大学。総合大学の特長を生かし、独自の目標や研究分野などに関連した他学部・他学科の開講科目の履修も行うなど、幅広い知識を学べる環境を整えている。