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昨年最も活躍したビジネスリーダーは?
2013年 最も活躍したビジネスリーダーに小山薫堂氏&澤田秀雄氏
映画『おくりびと』の脚本を務めたことでも知られる小山氏は、テレビ、ラジオ、映画業界で常にヒットを飛ばし続け、東日本大震災の時は『kizuna311』を設立。また、新しい価値を創造する会社『オレンジ・アンド・パートナーズ』の代表を務め、多彩なアイディアで社会に貢献。昨年は“くまモン”を使った熊本県のPRキャンペーンが大ヒットしたことなどから。澤田氏は、開業以来初の黒字化へと成功させたハウステンボスの復活が記憶に新しく、また社会貢献にも積極的に取り組んでいることから受賞に至った。
小山氏は「いつも仕事をする時に、その仕事は“新しいか”“自分にとって楽しいか”“誰を幸せにするのか”という3つのことを自分自身に問いかけていて。このどれにも当てはまらない仕事はもうしないと決めてやってきました。その結果、こういう形で褒めていただけると本当にありがたい」。澤田氏は、「ハウステンボスでは再建ということがあるので、やるんだったらオンリーワン、もしくはナンバーワンを目指しました。ぜひこれからも頑張っていきたい」と、両者自身の流儀を明かしつつ喜びを語った。
『シーバスリーガル』のアンバサダーで、特別審査員を務めた作家の村上龍氏は、「自分がハッピーになるものは、きっとほかの人もハッピーになるという認識がある」と2人の共通点を挙げ、受賞を讃えていた。
授賞式後には会見が行われ、今や大人気キャラクターとなった、くまモンのヒット理由について聞かれた小山氏は「最初、大阪でキャンペーンをはじめたんですけど、注目してもらうにはやはり笑いのセンスがなければやっていけなくて。そこで、ユーモアセンスが磨かれたからではないかと勝手に思っています」と分析。
また、大学生の頃、ボトルキープをすることでその街が自分のホームタウンになるという考えのもと、京都と札幌にボトルキープしていた思い出がある小山氏は、「自分にとって『シーバスリーガル』は一番手の届かない贅沢品。いつかこういうお酒を普通に飲める大人になりたいと思っていました」と、今回の受賞に感慨深げ。今晩は「ひとりで」(小山氏)、「家内と」(澤田氏)祝杯をあげたいと笑顔で語っていた。