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ファッショニスタ・干場義雅が伝授 大人の男の身だしなみ術
身だしなみのポイント1 「手先」「首から上」は“まる裸”だと思え
「清潔感で大切なのは『爪が綺麗』、『歯が綺麗』、『肌が綺麗』、『髪の毛にツヤがある』ここがすべてといってもいいくらい大事なポイントです。これは身体が健康であることが非常に大事ですが、つまり一番気を付けるのは、「手先」と「首から上」なんです。ここを女性は一番見てます。
言い方を変えると、手先と首は「まる裸」なんです。男の人だったら、一般サラリーマンではジャケットを着てシャツを着ていますが、「手と頭を“まるだし”で歩いている」と思ってください。そういうところをきれいにすると効果的です」
美意識高い男性で爪をピカピカに塗っている人がいますよね。あれは女性からみたら気持ち悪いんです。あと、爪が長い男は絶対にモテません。女性は男の手を本当によく見ています。ましてや私はペンを使う仕事ですから、手先を使う仕事の男性は絶対に手先に気を配った方がいいと思います。モテ度が絶対に変わりますよ。
美容オタクの男って気持ち悪がられますから。美容に気を付けることは良いことですが、“いかに自然体に見せるか”というのがすごく大事なんです。いかにやってなさそうに見えてやっているかですね」
身だしなみのポイント2 服装について
費用をかけずに整えるなんてうまい話はない。服装は多少の投資は必要
次は着る服装について伺った。そもそもオシャレに興味がない人、自分という素材をどういう風に自分を生かせばいいのか分からないという人は、何から始めたらいいのだろうか?
「まずはお金ですね。多少はお金をかけないと変わりません。お金も手間もかけないでかっこよく、キレイになるといううまい話はありません。最初はしょうがないです。そこ(身だしなみ)にお金をかけられるかですね。でも、ひとつひとつ良いものをそろえて行けばいいと思うんです」
「信頼できる洋服屋さんを見つけるとよいのではないでしょうか。ある程度はカッコよくなれると思います。30代、40代、50代みんなそうだと思いますが、オンオフ問わず男の人が絶対に着るシーンがあるのがシャツじゃないですか。シャツは下着です。そのうえに上着がある。大人の男の人は、シャツとジャケットは必ず着なくちゃいけないものだと思います。そういう“必需品”で、いいものを少しずつ買っていきましょう」
STEP2
「良質なブランドの低価格なもの」「低価格だけど良いもの」を探す
身だしなみある程度の投資は絶対に必要だという干場氏。だが、結婚して子どもができて、家計的にも若い頃のようにファッションにお金をかけられない、という人も多いはず。そんな人へのアドバイスをもらった。
逆に「ハイブランドではないけれど、上質なもの」もあります。このように、お洒落には「基本」というものがあるんです。僕の著書(『世界のエリートなら誰でも知っているお洒落の本質』PHP研究所)でも紹介していますのでぜひ参考にしてください。この本は、ファッション誌を読む前に読んで欲しいと思って執筆したものです」