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(更新: ORICON NEWS

ピアニスト・清塚信也 「男は、孤独を愛してほしい」

ロマンティックで気品がありつつ気軽なライブをしたい

大さん橋ホール屋上からの眺め。写真のランドマークタワーと、反対側にはベイブリッジを望むロケーション。

大さん橋ホール屋上からの眺め。写真のランドマークタワーと、反対側にはベイブリッジを望むロケーション。

「ラフでありつつも、美しいロケーションになるので、ロマンティックな部分は残したい。ロックやヘヴィメタルじゃないわけで僕がやるからには、どこかにチャーム(気品)と、横浜にある品の良さを残したいなと思います。ロマンチックな時間に、ロマンチックな場所で。結構さじ加減が繊細ですよね。簡単ではないですが、だからこそ楽しみですね」

日ごろから、自分がクラシック音楽に触れる入口になりたいと話す清塚。クラシックと現代音楽を両方手掛けてる音楽家としての活動をしている中、ライブをどう捉えているのか。

「クラシックと現代音楽、ライブでの比率は半々です。前半と後半で分けていて。前半にクラシックをMCで歴史とともにお届けして、後半はポップスやジャズ、オリジナル楽曲を織り交ぜながら演奏します。クラシックを知ってもらうというのは、ずっと大切にしている自らのテーマです。作曲活動をしていて、オリジナル曲だけでコンサートができるようになったとしてもそれは忘れたくないですね。クラシックの良さを伝えていきたいですね。

今回のライブは、映像とも一緒にお送りしたいと思っています。横浜を題材にしたショート・フィルムをやっている映画監督の利重剛さん。映画『さよならドビュッシー』の監督であり、俳優でもあり、横浜への愛がある方です。利重剛さんのフィルムを流しながら、映像にイメージを合わせる楽曲の生演奏もやる予定です」
一時期は、年間200本ものコンサートを行っていた清塚。現在は作曲家、俳優としての活動が増えてきたので、落ち着いているというが、それでも年間100本近くのライブを続けている。

「ピアノを弾く以外の仕事が多くなってきたので、今は落ち着いていますが、年間200本のライブをやったこともあります。ライブは自信があります。子どもの頃から参加していきたコンクールは、一発勝負ですからね。ライブのどこが重要なのか、譲れないポイントや大事にしなきゃいけないところは分かっています。

当たってくだけろという気合だけではなく、いろいろなことを考えながらライブに臨んでいます。ライブをたくさん経験しているのはクラシック音楽の強みです。生音の力ってありますからね、良くも悪くも、ですけれど(笑)。楽器音楽の底力を見せたいと思います」

「アンコールも絶対やります。笑って帰ってほしい」とも語る。自由きままに弾く、ライブ本編とは異なるアンコールタイムは、ファンにとっても恒例のライブの見どころのひとつだ。

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