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木村佳乃&中村蒼で宮部みゆきの『魔術はささやく』SPドラマ化

 人気作家・宮部みゆきのミステリー小説『魔術はささやく』(フジテレビ系)のSPドラマ化が決定し、女優の木村佳乃、俳優の中村蒼らが出演することが19日、明らかになった。過去に犯した大罪に苦しむヒロインを演じる木村は「宮部さんの作品は非常に人気もあり、読者の方々それぞれにイメージをお持ちですので演じる上でハードルが高かったですが、私なりに思い切って演じました」と自信をのぞかせた。ヒロインの弟を演じる中村は「僕たちなりの『魔術をささやく』を作りました」と作品をアピールした。

木村佳乃(右)、中村蒼が出演するドラマ『魔術はささやく』のワンシーン (C)フジテレビ 

木村佳乃(右)、中村蒼が出演するドラマ『魔術はささやく』のワンシーン (C)フジテレビ 

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 1989年に出版された『魔術はささやく』は『日本推理サスペンス大賞』を受賞した宮部の初期の人気ミステリー作。当時、物語の肝として描かれた“トリック”は未知の領域でタイトル同様“魔術”のように扱われたが、20数年経った現在では数々の研究により科学的根拠のある重要な学術ジャンルとして確立されている。

 物語は、かつてある大罪を高木和子(木村)とともに犯した仲間たちが続々と自殺するところから始まる。和子は、父親が失踪して以来離れ離れに暮らしてきた自身の存在を知らない弟・守(中村)と自身の身を何者かの復讐から守るために奮闘する。

 木村は「内容はサスペンスですが、家族愛を描いた作品でもありますので観てホッとしていただけると思います」と人間ドラマの良さを強調。現在放送中の『花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜』でイケメン男子高校生を好演中の中村は「この作品は宮部さんらしく最初に疑問に思うことが数々出てきて、最後にその疑問が解消されていく展開。観ていてドキドキして最後はスッキリする作品になっている」と作品の魅力を語った。

 ミステリーながら切なくも温かい姉弟の絆を感動的に描く同作の編成企画を手がける太田大氏は「家族の大切さがこれまで以上に叫ばれている今、多くの方々に共感していただける作品だと思い、スペシャルドラマとして企画しました」とドラマに込めた思いを口にした。そのほか小池栄子、谷村美月、眞島秀和、草村礼子、里田まい、六角精児、大杉漣、松重豊、加藤治子、原田美枝子、奥田瑛二ら実力派キャストが物語を彩る。

 金曜プレステージ特別企画 宮部みゆきスペシャル『魔術はささやく』はフジテレビ系にて9月放送予定。

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