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外国人記者も魅了 『ノルウェイの森』で女優デビューの水原希子

 演技未経験から映画『ノルウェイの森』(トラン・アン・ユン監督、12月11日公開)で女優デビューするモデルの水原希子(20)が26日、東京・有楽町にある日本外国特派員協会での会見に出席し、「初演技、初映画。いろいろな壁を越えて、成長できた作品。その作品が世界的に注目されて、ビッグなことになっていて…、とにかく緊張しています」と初々しく語った。

映画『ノルウェイの森』の会見に出席した水原希子 

映画『ノルウェイの森』の会見に出席した水原希子 

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 アメリカ人の父と韓国人の母を持つ水原は、エキゾチックな美貌からモデルとしてファッション界やCM等で活躍。同作で女優という新境地に立ち「撮影中は毎日、自分を追い込んでいたというか、追い込まれていたというか。(父親が亡くなるシーンで)自然に涙が出た時は、気持ちがよかった感覚はあるんですが、どうやったらそうなったとか覚えていない。監督が何回も何回もチャレンジさせてくれたおかげだと思います」と話した。

 会見には水原のほかに、ヒロイン・直子役の女優・菊地凛子、トラン監督、小川真司プロデューサーが出席。同作は、1987年に刊行、36ヶ国に翻訳され世界中に熱狂的なファンを持つ村上春樹作品の映画化とあって、記者からの質問が相次ぎ、会見は1時間半にも及んだ。

 トラン監督はベトナム系フランス人、撮影はアジアを代表するカメラマン、マーク・リー・ピンビンが担当するなど、邦画としては異例の規模で製作された。これまでに『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年)、『ハチミツとクローバー』(2006年)などを手がけた小川プロデューサーは「一番はビートルズの楽曲使用にかかるものだが、これまで自分が手がけた作品の5倍くらいのビッグバジェットになった(笑)。オランダのフォルテシモフィルム社が海外セールスを引き受けてくれたので実現できた」と話し、世界配給を前提としたプロジェクトであることをアピール。海外の配給先は現在、調整中にある。

 巨額の制作費をつぎ込んだ世界的ベストセラーの映画化というプレッシャーにも、トラン監督は「この作品が成功すれば、僕の成功と言われ、失敗したら村上春樹さんでもダメなことがあるんだと言われるでしょう(笑)」とジョークを繰り出す余裕がある。「原作小説は初恋の物語だし、普遍的な愛をテーマにしている。全世界的に共感できると思う」と自信をのぞかせた。

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  • 映画『ノルウェイの森』の会見に出席した水原希子 
  • 映画『ノルウェイの森』の会見に出席した(左から)水原希子、菊地凛子、トラン・アン・ユン監督 
  • 映画『ノルウェイの森』の会見に出席した(左から)水原希子、菊地凛子、トラン・アン・ユン監督 
  • 映画『ノルウェイの森』の会見に出席した菊地凛子 

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