東京・六本木で開催されていた『第23回東京国際映画祭』最終日の10月31日、グリーンカーペット及びクロージングセレモニーと各賞の表彰式が行われ、コンペティション部門に最新作『一枚のハガキ』(来夏公開)を出品した日本最高齢の映画監督・新藤兼人監督(98)が審査員特別賞を受賞した。最高賞『東京 サクラ グランプリ』はニル・ベルグマン監督の『僕の心の奥の文法』(イスラエル)が受賞し、少年隊・東山紀之(44)と入籍したばかりの女優・木村佳乃(34)がプレゼンターとして登壇した。
今回のコンペティションは、世界各国・地域から公募した832作品の中から選ばれた15本が期間中に上映され、アイルランド出身の映画監督・脚本家ニール・ジョーダンを審査委員長に、歌手のジュディ・オング、根岸吉太郎監督らを含む審査員5名によって各賞が選ばれた。
審査員特別賞のプレゼンターとして登壇した根岸監督は「この映画の反戦に対する強い意志と、監督のエネルギー、執念に感嘆しました。私たちが若い頃から観て、学んだ監督に審査員特別賞を贈ることができて光栄です」と、新藤監督を舞台へ呼び込んだ。
新藤監督は「長く映画をやってきましたけれど、これが私の最後の作品であります。98歳になりました。もうこれ以上は無理だと思いますから、このへんでお別れをすることにしました。みなさんもどうか元気でいい映画を作ってください」とスピーチ。同作は、太平洋戦争末期を舞台に、同僚兵から託された1枚のはがきをその妻に送り届ける男の物語で、監督自らの戦争体験をもとにした強い反戦へのメッセージが込められている。
審査員長のジョーダン氏も「16歳の時にダブリンで新藤監督の作品を2本観たことを思い出します。その時は自分が将来、映画を作るとは思っていなかったが、その当時感銘を受けた新藤監督の新作が出品されたコンペティションで審査員長を務めることができて光栄に思っています」とあいさつした。
『東京 サクラ グランプリ』を受賞したニル・ベルグマン監督は2002年に長編デビュー作『ブロークン・ウィング』で同映画祭のグランプリを獲得しており、2度目の栄冠となった。すべての受賞作品・受賞者は以下のとおり。
■コンペティション部門
東京 サクラ グランプリ:『僕の心の奥の文法』ニル・ベルグマン監督(イスラエル)
審査員特別賞:『一枚のハガキ』新藤兼人監督(日本)
最優秀監督賞:ジル・パケ=ブレネール監督『サラの鍵』(フランス)
最優秀女優賞:ファン・ビンビン『ブッダ・マウンテン』(リー・ユー監督/中国)
最優秀男優賞:ワン・チエンユエン『鋼のピアノ』(チャン・メン監督/中国)
最優秀芸術貢献賞:『ブッダ・マウンテン』リー・ユー監督(中国)
観客賞:『サラの鍵』ジル・パケ=ブレネール監督(フランス)
■『日本映画・ある視点部門』作品賞:『歓待』深田晃司監督
■アジアの風部門 最優秀アジア映画賞:『虹』シン・スウォン監督(韓国)
■TOYOTA Earth Grand Prix:『水の惑星 ウォーターライフ』ケヴィン・マクマホン監督(カナダ)
■TOYOTA Earth Grand Prix審査員特別賞:『断崖のふたり』ヨゼフ・フィルスマイアー監督(ドイツ)
◆東京国際映画祭特集 主な上映作品&みどころ|グリーンカーペットフォトギャラリー
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今回のコンペティションは、世界各国・地域から公募した832作品の中から選ばれた15本が期間中に上映され、アイルランド出身の映画監督・脚本家ニール・ジョーダンを審査委員長に、歌手のジュディ・オング、根岸吉太郎監督らを含む審査員5名によって各賞が選ばれた。
新藤監督は「長く映画をやってきましたけれど、これが私の最後の作品であります。98歳になりました。もうこれ以上は無理だと思いますから、このへんでお別れをすることにしました。みなさんもどうか元気でいい映画を作ってください」とスピーチ。同作は、太平洋戦争末期を舞台に、同僚兵から託された1枚のはがきをその妻に送り届ける男の物語で、監督自らの戦争体験をもとにした強い反戦へのメッセージが込められている。
審査員長のジョーダン氏も「16歳の時にダブリンで新藤監督の作品を2本観たことを思い出します。その時は自分が将来、映画を作るとは思っていなかったが、その当時感銘を受けた新藤監督の新作が出品されたコンペティションで審査員長を務めることができて光栄に思っています」とあいさつした。
『東京 サクラ グランプリ』を受賞したニル・ベルグマン監督は2002年に長編デビュー作『ブロークン・ウィング』で同映画祭のグランプリを獲得しており、2度目の栄冠となった。すべての受賞作品・受賞者は以下のとおり。
■コンペティション部門
東京 サクラ グランプリ:『僕の心の奥の文法』ニル・ベルグマン監督(イスラエル)
審査員特別賞:『一枚のハガキ』新藤兼人監督(日本)
最優秀監督賞:ジル・パケ=ブレネール監督『サラの鍵』(フランス)
最優秀女優賞:ファン・ビンビン『ブッダ・マウンテン』(リー・ユー監督/中国)
最優秀男優賞:ワン・チエンユエン『鋼のピアノ』(チャン・メン監督/中国)
最優秀芸術貢献賞:『ブッダ・マウンテン』リー・ユー監督(中国)
観客賞:『サラの鍵』ジル・パケ=ブレネール監督(フランス)
■『日本映画・ある視点部門』作品賞:『歓待』深田晃司監督
■アジアの風部門 最優秀アジア映画賞:『虹』シン・スウォン監督(韓国)
■TOYOTA Earth Grand Prix:『水の惑星 ウォーターライフ』ケヴィン・マクマホン監督(カナダ)
■TOYOTA Earth Grand Prix審査員特別賞:『断崖のふたり』ヨゼフ・フィルスマイアー監督(ドイツ)
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2010/10/31