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橋田壽賀子&泉ピン子、『渡鬼』最終シリーズ発表会で“次回作”に意欲

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 人気ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)最終シリーズの制作発表会見が15日、都内ホテルであり、作家・橋田壽賀子をはじめ女優・泉ピン子らが出席した。「元気だったら100歳まで書きたいけどそうもいかない。来年86歳でファイナルを迎えさせていただきます」と語った橋田だったが、泉は「視聴率がばーっと上がったら終わりじゃない。秋冬にスペシャルをやればいい」とキッパリ。すると一転、橋田も「あ、スペシャルか。じゃあファイナルって書かないでよ」と次回作執筆に期待をもたせ、会場を笑いに包んだ。

ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』最終シリーズの制作発表会見に出席した(左から)橋田壽賀子、泉ピン子 

ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』最終シリーズの制作発表会見に出席した(左から)橋田壽賀子、泉ピン子 

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 同局の創立40周年記念作品として1990年にスタートした同シリーズは、食事処「おかくら」を切り盛りする岡倉大吉・節子夫妻とその5人の娘たちが織り成す家族の絆や就職、結婚、離婚、子育て、介護など、橋田がその都度、視聴者に伝えたいメッセージを登場人物に投影して描かいてきたホームドラマ。番組誕生から20周年、第10作目の節目を迎える同シリーズでファイナルを迎えることとなった。

 出演者は着物姿でビシッと決めて登壇。泉は「最初で最後の晴れ姿をよく見ておいてください。もう生涯ないでしょう。いつもは白衣ですから」と自身が演じる次女・五月になりきってあいさつ。橋田ドラマおなじみの長回しでのセリフの印象を問われた長女・弥生役の長山藍子が「覚えるのは正直言ってたいへんです。でも橋田先生のメッセージを役を通して伝えたい」と語るなど姉らが苦労を明かしたが、ただひとり五女・長子役の藤田朋子は「先生の長回しを楽しんでやらせてもらっていて、シリーズを通してたくさん出たいのでたくさん書いてほしい」と笑顔をのぞかせた。

 石井ふく子プロデューサーは「トレンディドラマが隆盛しているときに作ることになり、『私たちができるのはホームドラマしかない。もしこれが当たらなかったらテレビ界をやめましょう』って言ってたのが、幸か不幸か20年やってこられて」と橋田との長い番組の歴史を振り返った。前作9作目で「肉体的、精神的に辛くなった部分もあり、終わりにしようと思っていた」という橋田は、泉からの特番単発ドラマとしての継続の提案もあり「『ファイナル』ってつけると観てくれるっていうスケベ根性もあったり。もしかしたらファイナルじゃなくて次やってるかも」と笑い、次回作にも積極的な様子だった。

 『渡る世間は鬼ばかり』最終シリーズはTBS系にて10月14日(木)午後9時より放送開始。初回は2時間スペシャル。

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  • ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』最終シリーズの制作発表会見に出席した(左から)橋田壽賀子、泉ピン子 
  • ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』最終シリーズの制作発表会見に出席した(左から)中田喜子、長山藍子、宇津井健、橋田壽賀子、泉ピン子、野村真美、藤田朋子 
  • ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』最終シリーズの制作発表会見の模様 
  • ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』最終シリーズの制作発表会見に出席した泉ピン子 
  • ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』最終シリーズの制作発表会見に出席した橋田壽賀子 
  • ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』最終シリーズの制作発表会見に出席した宇津井健 
  • ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』最終シリーズの制作発表会見に出席した中田喜子 
  • ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』最終シリーズの制作発表会見に出席した長山藍子 
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