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『猿ロック THE MOVIE』市原隼人&芦名星が開く“心の鍵”

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『猿ロック THE MOVIE』下町に暮らす幼なじみを演じた市原隼人と芦名星(C)ORICON DD inc.

『猿ロック THE MOVIE』市原隼人&芦名星が開く“心の鍵”

映画『猿ロックTHE MOVIE』キャストインタビュー(C)ORICON DD inc. 

映画『猿ロックTHE MOVIE』キャストインタビュー(C)ORICON DD inc. 

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市原隼人(C)ORICON DD inc.

 どんな鍵でも開けてしまう下町の天才カギ師・猿丸耶太郎(通称サル)と、彼を取り巻く仲間たちの活躍をコミカルに描いた『猿ロック THE MOVIE』(公開中)。漫画家・芹沢直樹氏の同名漫画が原作で、テレビドラマ(昨年7〜10月にかけて放送)、映画と連続で制作された。“鍵開け”には天才的な能力を発揮するが、女と人情にはからっきし弱いサルを、俳優・市原隼人が等身大で演じている。


 映画は、原作漫画にない完全オリジナルストーリー。ある日サルは謎の美女・マユミ(比嘉愛未)の依頼を受け、スポーツジムの金庫を開ける。するとそこには一つのトランクが! なぜかヤクザと警察両方から追われる羽目になるサルとマユミ。サルはマユミを守り抜くことができるのか。


 窮地に陥っても、命がけで約束を守ろうとするサルを、市原は「真っ直ぐで、ピュアで可愛い人。とことん人を信じる人」と受け止めた。「結局、人って鏡だと思う。誰かに疑われたら自分もその人を疑いたくなるし、嫌われたらこっちも受けつけなくなる。逆に好かれたらこっちも好意的になる。サルは常に温かいまなざしで、先入観にとらわれず真っ直ぐに人を見るので、誰からも好かれるんだと思う」。そんなサルのキャラクターは、市原自身のイメージとも重なる。


 劇中でサルは、サン・テグジュペリの名作『星の王子さま』を読んで号泣する。「心で見なくちゃ、大切なものは見えない」という言葉が物語の重要なキーになっている。市原は同書に「忘れかけていた心に気づかされた。慣れって怖い」としみじみ語る。「知らないことがあってもいいのかな。知識が増えると、物事を醒めた目で見がちになる。自分もいろいろなことを知り過ぎてしまったのかもしれないと思ったし、逆に『星の王子さま』を読んで、子供のような真っ直ぐな気持ちを取り戻したいと気づかせていただいたので、もっといろいろなことを知らないといけないのかもしれない」と語る。


 「俺に開けられないカギはない」というサルは金庫の鍵だけでなく、“心の鍵を開ける”天才でもある。“心の鍵”とは何か。市原は「誰かにふと開けられた時に気づくものじゃないですか?」と即答した。彼の“心の鍵”を開けるのは、いつも地元(神奈川県川崎市出身)の友人たち。「3日会わなかったら、すごく久しぶりな感じがする。みんなバラバラに好きなことをしているけど、どこかでつながっていて、みんな寂しがり屋。いつも友達が俺の心の鍵を開けて、新しい自分に気づかせてくれるんです」。


◆サルの幼馴染・リツコ役の芦名星「導き出す結果にブレはない」


芦名星(C)ORICON DD inc.

 下町の鶴亀商店街に『猿丸カギ店』を構えるサルと、たばこ屋のリツコ(芦名星)、布団屋の山本(渡部豪太)、町の警官から刑事になった山田(高岡蒼甫)は幼なじみの4人組。紅一点のリツコは、考えるより即行動してしまう危なっかしいサルのことをいつも気にかけ、いざとなったら助太刀する頼もしい存在。リツコ役の芦名に聞いた。


 「権力とか、政治的なものとは無縁な4人が、すごい大きな事件にぶち当たる物語が面白いですね。サルの真っ直ぐさと仲間たちの、おバカなんだけどがむしゃらさが導き出す結果に、ブレはないんじゃないかな」と同作の魅力を語る。仲良し4人組を演じたキャスト陣は実年齢も近く、カメラの前を離れても「役柄そのままの役割で楽しく過ごせました」と振り返る。


 ある日の撮影で、前田監督による「本番、よーい」の掛け声からカチンコが鳴るまでのほんのわずかなタイミングに、市原が「今日は卵かけご飯だった!」と叫んだことがあったそうだ。共演者たちは不意をつかれてびっくり。「隼人くんはよくそうやって気合を入れて、自然体で芝居に入っていく。そばで見ていてすごいなって思いつつ、卵かけご飯はないでしょうとも思いましたね(笑)」。


 “心の鍵を開く”というテーマについて、芦名は「心に鍵をかけてしまうのは、自分の悩みや弱い部分だと思う。プラスに思っていることは表に発していくけど、マイナスなことほど内に秘めようとするものですから」。オープンにしてしまえば、意外と解決したり、克服できたりすることが往々にしてあるものだが、「この人なら心を開いてもいいなって思える人に出会うことは、そうそういないですよね。でも、サルにだったら心を開いてもいいかなって、本当に思えるんです」。


『猿ロック THE MOVIE』

(C)2010「猿ロック」製作委員会


 市原隼人演じる主人公の猿丸耶太郎(通称・サル)は、どんな鍵でも開けてしまう下町の鍵屋。“鍵開け”には天才的な能力を発揮するサルだが、女と人情にはからっきし弱い。今回、サルは謎の美女・マユミ(比嘉愛未)が持ち去った1つのトランクを巡って、銀行強盗犯と警察に追われるハメになる。原作漫画にない完全オリジナルストーリー。

監督:前田哲
原作:芹沢直樹
出演:市原隼人 比嘉愛未
高岡蒼甫 芦名星 渡部豪太 和田聰宏 光石研
西村雅彦 國村隼 小西真奈美
配給:SDP、ショウゲート
2月27日(土)より全国ロードショー

公式サイト
 
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