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2月12日のバンクーバー五輪開幕を前に、40歳でオリンピック出場を目指すフィギュアスケーターの姿を描いた映画『COACHコーチ 40歳のフィギュアスケーター』(室希太郎監督)が公開される。ヒロインを演じた現役のプロフィギュアスケーター兼コーチ・西田美和と映画初出演の時東ぁみにインタビューした。
西田が演じるのは、40歳独身のフィギュアスケートコーチ・倉内美和役。ある日、元恋人の子供を預かったことがきっかけで、20年前に一度捨てた夢――オリンピックに再挑戦する。時東はオリンピック出場権を争う、倉内のライバルとして立ちはだかるトップスケーター・笠井千夏役に扮した。
――出演依頼を受けた時はどう思いましたか?
【西田】 びっくりしたの一言。今でも信じられないです。室監督がフィギュアスケートの映画作りたいというのでお話を聞いたら、40歳でオリンピックを目指す役で出演してほしいと言われて、びっくりしました。私はてっきり女優さんを教える役目か、吹き替えを演じるかと思っていたので。えっ!?と思いました。
――出演を決意されたのは?
【西田】 今、空前のスケートブーム。でも、ほとんどの方はオリンピックや世界選手権で見る試合のスケートしかご存じない。この映画では、朝早くから練習をしている子供たちや、色々な角度からのスケートの世界、華やかな世界の裏側をリアルに描きたいということでしたので、スケートを知って頂くのに良い機会だと思い、お引き受けしました。今の私があるのはスケートがあるから。私にとってスケートは人生そのものです。スケート界に恩返しできるならば、という思いもありました。
――時東さんは?
【時東】 マネージャーに「スケートできるっけ?」と聞かれて、「やったことないですけど、スポーツは得意なのでやればたぶんできますよ」と答えてしまったのが始まり(笑)。撮影に入る前に、美和さんの指導で3ヶ月間、特訓することになって。やってみたらそんな甘いものではなかったですね。
――おふたりとも映画は初出演ですね。
【西田】 吹き替えを演じたことはありますが、全く芝居をしたことがないので迷いました。撮影中はやらなければならないことがたくさんあって、それに追われて、考え込む余裕もなかったです。1つ1つ、目の前にあることをやっていった感じです。監督からは「自然に、いつもの美和さんらしく」と何度も言われました。
【時東】 撮っている時よりも、出来上がった映画を観て思いましたね、「私、映画に出たんだ」と(笑)。スクリーンに自分の顔が大きく映し出された時とか、クレジットに自分の名前を見つけた時の感動、すごく嬉しくて。スケートも初めて滑った割には、まあまあかな。もちろん、実際にフィギュアスケートをやっている方から見れば、お粗末な滑りでしょうけど、エンターテインメント作品としては楽しんでいただけると思います。
――脚本は西田さんご自身のバイオグラフィーを取材しているそうですね。
【西田】 ノンフィクションかフィクションか、自分でもわからなくなってきたこともありました(笑)。本当は違うんだけんどなぁと思いながら演じた部分もあります。劇中の美和は無愛想すぎます(笑)。平泉成さんが演じる鬼コーチから、怒鳴られるシーンがあるんですけど、芝居とはいえ本気で怒られまして、昔のお世話になった先生に怒られたことを思い出して、本当に泣きそうになってしまいました。
――以前、伊藤みどりさんがアマチュア復帰をしてオリンピックに再挑戦したことがありましたが、40歳でオリンピックを目指すというのは、現実にはどうなんですか?
【西田】 100%あり得ないです。オリンピックなんて、思いもしないですね。
【時東】 え〜?! 西田さんを観ていると、実際にあり得ています! すごいと思います。
【西田】 フィギュアスケートは10代がピークと言われるんですが、大舞台に出るのは20歳前後になってしまう。バンクーバー五輪の代表選手を見てもそうですよね。ですから、子供の時に上手でも、20歳くらいまで高いモチベーション維持する強い気持ちや、家族の支えがないと、トップレベルのスケーターにはなれない。逆に、20歳前後が勝負ということは、40歳がいかに高齢かわかっていただけるのではないでしょうか(笑)。
【時東】 特訓していたリンクで、小さい頃からスケートをやっている子供たちをたくさん見ましたが、日々の頑張りをみて、オリンピックを目指すのは大変だなぁと思いました。私の場合、21歳でスケート初挑戦でしたから、ジャンプがしたいとかスピンしたいとか欲張ったことは思わなかったですけど、リンクを滑っているだけで楽しかったので、気軽に楽しめるスポーツだと思いました。
【西田】 そうですね、趣味で滑っている90代の方もいますし、マスターズを目標にしている方もいらっしゃるので、自分のレベルに合わせて楽しめる環境を整えることも大切だと思います。空前のスケートブームではあるけれど、スケートリンクの数は減っていますし。いずれにしても、映画入場料の収益の一部はスケート関連団体に寄付することになっているので、映画を通じてスケート界を盛り上げたいと思っています。
同作には佐野稔、伊藤みどり、荒川静香ら、元オリンピック選手のプロスケーターが特別出演しているほか、西田が4年前のトリノ五輪でサポートコーチを務めた安藤選手も、謎のスケーター役で登場する。
【西田】 スケートリンクで滑るシーンの臨場感あふれる映像は、カメラマンの吉賀一彰さんが氷上を並行して撮影した映像。テレビの中継では見られない映像もこの映画の見所のひとつです。
映画『COACHコーチ 40歳のフィギュアスケーター』は2月6日(土)より、東京・新宿のK’S cinemaなどで公開。
【2010年公開 映画特集】
◆テレビ発“THE MOVIE”作品目白押し
◆やってきた? 音楽映画ブーム
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時東ぁみ
2月12日のバンクーバー五輪開幕を前に、40歳でオリンピック出場を目指すフィギュアスケーターの姿を描いた映画『COACHコーチ 40歳のフィギュアスケーター』(室希太郎監督)が公開される。ヒロインを演じた現役のプロフィギュアスケーター兼コーチ・西田美和と映画初出演の時東ぁみにインタビューした。
西田が演じるのは、40歳独身のフィギュアスケートコーチ・倉内美和役。ある日、元恋人の子供を預かったことがきっかけで、20年前に一度捨てた夢――オリンピックに再挑戦する。時東はオリンピック出場権を争う、倉内のライバルとして立ちはだかるトップスケーター・笠井千夏役に扮した。
【西田】 びっくりしたの一言。今でも信じられないです。室監督がフィギュアスケートの映画作りたいというのでお話を聞いたら、40歳でオリンピックを目指す役で出演してほしいと言われて、びっくりしました。私はてっきり女優さんを教える役目か、吹き替えを演じるかと思っていたので。えっ!?と思いました。
――出演を決意されたのは?
【西田】 今、空前のスケートブーム。でも、ほとんどの方はオリンピックや世界選手権で見る試合のスケートしかご存じない。この映画では、朝早くから練習をしている子供たちや、色々な角度からのスケートの世界、華やかな世界の裏側をリアルに描きたいということでしたので、スケートを知って頂くのに良い機会だと思い、お引き受けしました。今の私があるのはスケートがあるから。私にとってスケートは人生そのものです。スケート界に恩返しできるならば、という思いもありました。
――時東さんは?
【時東】 マネージャーに「スケートできるっけ?」と聞かれて、「やったことないですけど、スポーツは得意なのでやればたぶんできますよ」と答えてしまったのが始まり(笑)。撮影に入る前に、美和さんの指導で3ヶ月間、特訓することになって。やってみたらそんな甘いものではなかったですね。
――おふたりとも映画は初出演ですね。
【西田】 吹き替えを演じたことはありますが、全く芝居をしたことがないので迷いました。撮影中はやらなければならないことがたくさんあって、それに追われて、考え込む余裕もなかったです。1つ1つ、目の前にあることをやっていった感じです。監督からは「自然に、いつもの美和さんらしく」と何度も言われました。
【時東】 撮っている時よりも、出来上がった映画を観て思いましたね、「私、映画に出たんだ」と(笑)。スクリーンに自分の顔が大きく映し出された時とか、クレジットに自分の名前を見つけた時の感動、すごく嬉しくて。スケートも初めて滑った割には、まあまあかな。もちろん、実際にフィギュアスケートをやっている方から見れば、お粗末な滑りでしょうけど、エンターテインメント作品としては楽しんでいただけると思います。
――脚本は西田さんご自身のバイオグラフィーを取材しているそうですね。
【西田】 ノンフィクションかフィクションか、自分でもわからなくなってきたこともありました(笑)。本当は違うんだけんどなぁと思いながら演じた部分もあります。劇中の美和は無愛想すぎます(笑)。平泉成さんが演じる鬼コーチから、怒鳴られるシーンがあるんですけど、芝居とはいえ本気で怒られまして、昔のお世話になった先生に怒られたことを思い出して、本当に泣きそうになってしまいました。
――以前、伊藤みどりさんがアマチュア復帰をしてオリンピックに再挑戦したことがありましたが、40歳でオリンピックを目指すというのは、現実にはどうなんですか?
【西田】 100%あり得ないです。オリンピックなんて、思いもしないですね。
【時東】 え〜?! 西田さんを観ていると、実際にあり得ています! すごいと思います。
【西田】 フィギュアスケートは10代がピークと言われるんですが、大舞台に出るのは20歳前後になってしまう。バンクーバー五輪の代表選手を見てもそうですよね。ですから、子供の時に上手でも、20歳くらいまで高いモチベーション維持する強い気持ちや、家族の支えがないと、トップレベルのスケーターにはなれない。逆に、20歳前後が勝負ということは、40歳がいかに高齢かわかっていただけるのではないでしょうか(笑)。
【時東】 特訓していたリンクで、小さい頃からスケートをやっている子供たちをたくさん見ましたが、日々の頑張りをみて、オリンピックを目指すのは大変だなぁと思いました。私の場合、21歳でスケート初挑戦でしたから、ジャンプがしたいとかスピンしたいとか欲張ったことは思わなかったですけど、リンクを滑っているだけで楽しかったので、気軽に楽しめるスポーツだと思いました。
【西田】 そうですね、趣味で滑っている90代の方もいますし、マスターズを目標にしている方もいらっしゃるので、自分のレベルに合わせて楽しめる環境を整えることも大切だと思います。空前のスケートブームではあるけれど、スケートリンクの数は減っていますし。いずれにしても、映画入場料の収益の一部はスケート関連団体に寄付することになっているので、映画を通じてスケート界を盛り上げたいと思っています。
同作には佐野稔、伊藤みどり、荒川静香ら、元オリンピック選手のプロスケーターが特別出演しているほか、西田が4年前のトリノ五輪でサポートコーチを務めた安藤選手も、謎のスケーター役で登場する。
【西田】 スケートリンクで滑るシーンの臨場感あふれる映像は、カメラマンの吉賀一彰さんが氷上を並行して撮影した映像。テレビの中継では見られない映像もこの映画の見所のひとつです。
映画『COACHコーチ 40歳のフィギュアスケーター』は2月6日(土)より、東京・新宿のK’S cinemaなどで公開。
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時東ぁみ
2010/02/05