■その他の写真ニュースはこちら
2008年に映画興行収益約24億円を記録し、日本アカデミー賞9冠に輝いたヒット作『パコと魔法の絵本』。この作品の原作者として一躍脚光を浴びた舞台演出家・後藤ひろひとが、今年4月に上演する舞台『THE LEFT STUFF』のヒロインに、女優・相武紗季を起用したことが先日発表された。過去作品では女優・水野真紀、長谷川京子といったテレビで活躍する演者を次々に舞台デビューさせてきた後藤。今回ORICON STYLEのインタビューに応じた彼は、「(相武を)嫌ぁ〜な女に仕上げます」と宣言しており、今回の新作も観客の度肝を抜く仕掛けを企てているようだ。
現在、大阪に拠点をおいて活動中の後藤は、1989年に劇団『遊気舎』に所属。座長を経てフリーの劇作家、俳優として活躍し、1997年に川下大洋と演劇ユニット「Piper」を結成した。その後、山内圭哉、竹下宏太郎、腹筋善之介を迎え現在は5人の演劇集団に。彼が描く作品はスケールが大きく、大胆さと緻密さを併せ持つ脚本は先が読めず、コメディでありながら時にポロリと涙を誘う。旗揚げ以来、公演は毎回満員御礼と多くの観客を魅了してきた。
前公演から約1年半ぶりとなるPiper本公演。後藤は「Piperは今まで、すごく“安全なこと”をやってきた」と振り返りながら、「でも、守りに入っちゃつまんない人達ばかり。ここら辺で役者のキャリアがガタッと落ちるようなことをやりたいんです(笑)。昔の“悪ガキ”みたいなことをね」と、良いイタズラが閃いた子どものような表情を浮かべる。
同公演は、海底に埋没する次世代エネルギー“メタンハイドレード”発掘を目指す、7人の調査隊候補生の物語。24時間監視付き部屋で共同生活を強いられ、その中で展開する人間関係を描くコメディ作。だが、後藤は自ら同公演を“実験”と言い放つ。物語の進行を観客に委ねるという、かつてない観客参加型コメディ。脚本通りの終焉を迎えるかどうかは、観客次第だ。後藤自身「いや〜、どうなるんでしょうね〜〜?」と首を傾ける。そんな未知と不安に包まれた新作のヒロインに抜擢されたのが相武紗季だ。
相武の第一印象の尋ねると「実に冷静な子。かつ、ディスカッションの場でも真剣そのもので、“きゃはは”といった印象は全くなかった」と明かす。「どんな事にも興味を持つ子で、今回の“実験”に対しても、初舞台なら臆しても不思議じゃないのに、最初からとても乗り気になってくれたんです」と、彼女の物怖じしな度胸の良さと冷静さに感服している様子。
過去に後藤の舞台に出演してきた女優たちは、今では個性派として知られる面々ばかり。その“個性”を引き出すのも演出家の本分だと語る。「本人が演技で巧く隠そうとするコンプレックスを引き出すのが僕の仕事。“蓋をされた魅力”がどこなのか? そこを見抜くことが僕の才能です」と自負する。
CMクィーンと称され、瑞々しい笑顔を魅力とする相武に対しても「嫌ぁ〜な女を演じてもらいます。野郎ばっかりの中で紅一点。しかも、閉じ込められた状態での7日間となれば、何かドラマを期待できそうですが・・・・・・絶対ない! 逆に“コイツさえ居なければっ”と男性陣が歯軋りするような、そんなポジションを演じて欲しい」とニンマリ。「女性だから! なんて免罪符はないです。恋愛要素を排除していこうと思います」と画策しているようだ。後藤により“女優・相武紗季”がどう変化を見せるのか? 期待を寄せずにはいられない。
同公演は4月10日(土)の東京・下北沢「本多劇場」を皮切りに、大阪、名古屋、広島、仙台と順次上演。
2008年に映画興行収益約24億円を記録し、日本アカデミー賞9冠に輝いたヒット作『パコと魔法の絵本』。この作品の原作者として一躍脚光を浴びた舞台演出家・後藤ひろひとが、今年4月に上演する舞台『THE LEFT STUFF』のヒロインに、女優・相武紗季を起用したことが先日発表された。過去作品では女優・水野真紀、長谷川京子といったテレビで活躍する演者を次々に舞台デビューさせてきた後藤。今回ORICON STYLEのインタビューに応じた彼は、「(相武を)嫌ぁ〜な女に仕上げます」と宣言しており、今回の新作も観客の度肝を抜く仕掛けを企てているようだ。
現在、大阪に拠点をおいて活動中の後藤は、1989年に劇団『遊気舎』に所属。座長を経てフリーの劇作家、俳優として活躍し、1997年に川下大洋と演劇ユニット「Piper」を結成した。その後、山内圭哉、竹下宏太郎、腹筋善之介を迎え現在は5人の演劇集団に。彼が描く作品はスケールが大きく、大胆さと緻密さを併せ持つ脚本は先が読めず、コメディでありながら時にポロリと涙を誘う。旗揚げ以来、公演は毎回満員御礼と多くの観客を魅了してきた。
同公演は、海底に埋没する次世代エネルギー“メタンハイドレード”発掘を目指す、7人の調査隊候補生の物語。24時間監視付き部屋で共同生活を強いられ、その中で展開する人間関係を描くコメディ作。だが、後藤は自ら同公演を“実験”と言い放つ。物語の進行を観客に委ねるという、かつてない観客参加型コメディ。脚本通りの終焉を迎えるかどうかは、観客次第だ。後藤自身「いや〜、どうなるんでしょうね〜〜?」と首を傾ける。そんな未知と不安に包まれた新作のヒロインに抜擢されたのが相武紗季だ。
相武の第一印象の尋ねると「実に冷静な子。かつ、ディスカッションの場でも真剣そのもので、“きゃはは”といった印象は全くなかった」と明かす。「どんな事にも興味を持つ子で、今回の“実験”に対しても、初舞台なら臆しても不思議じゃないのに、最初からとても乗り気になってくれたんです」と、彼女の物怖じしな度胸の良さと冷静さに感服している様子。
過去に後藤の舞台に出演してきた女優たちは、今では個性派として知られる面々ばかり。その“個性”を引き出すのも演出家の本分だと語る。「本人が演技で巧く隠そうとするコンプレックスを引き出すのが僕の仕事。“蓋をされた魅力”がどこなのか? そこを見抜くことが僕の才能です」と自負する。
CMクィーンと称され、瑞々しい笑顔を魅力とする相武に対しても「嫌ぁ〜な女を演じてもらいます。野郎ばっかりの中で紅一点。しかも、閉じ込められた状態での7日間となれば、何かドラマを期待できそうですが・・・・・・絶対ない! 逆に“コイツさえ居なければっ”と男性陣が歯軋りするような、そんなポジションを演じて欲しい」とニンマリ。「女性だから! なんて免罪符はないです。恋愛要素を排除していこうと思います」と画策しているようだ。後藤により“女優・相武紗季”がどう変化を見せるのか? 期待を寄せずにはいられない。
同公演は4月10日(土)の東京・下北沢「本多劇場」を皮切りに、大阪、名古屋、広島、仙台と順次上演。
2010/01/29