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お笑い芸人4人が長編映画初監督で火花を散らす

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 吉本興業とのコラボレーションで今年初めて開催される沖縄国際映画祭(沖縄県北谷町・アメリカンビレッジおよび近郊で開催)の作品ラインナップ発表記者会見が24日(火)都内で行われた。会見には、同映画祭に向けて長編監督作品を手がけた吉本興業所属の板尾創路木村祐一、ゴリ(ガレッジセール)、品川祐(品川庄司)も顔をそろえ、互いの作品を称えながらも木村は、「マスコミの前では言わないけど、みんな俺の作品が一番だと思っているはず」と見えない火花を散らしていた。

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 4人とも長編映画の監督は初挑戦。脱獄の天才を主人公に描いた『板尾創路の脱獄王』で監督・脚本・主演を務めた板尾は、「いろいろな映画に役者として出演したが、映画祭には縁がなかった。憧れがあったので、監督作品をひっさげて映画祭に参加できることが正直に嬉しい。そういう思いで白いタキシードを着てきました」とあいさつした。

 実在のニセ札偽造事件を映画化した『ニセ札』を監督した木村は、「映画祭にチャレンジしていく素晴らしさに打ち震えている。24時間、自分の作品を上映してほしい」と自信たっぷりに話し、滝田洋二郎監督の映画『おくりびと』がオスカーを獲得したことについても「日本映画は素晴らしい。自信持っていい」と豪語した。

 沖縄出身のゴリは故郷への愛が詰まった映画『南の島のフリムン』を携えて凱旋を果たす。「地元で映画祭を開催できることがうれしくて、とても誇りに思います。沖縄に行きたくない人はいないはず。早く始まってほしい」と開催が待ちきれない様子だった。

 また、芸人かつ映画監督として活躍している北野武(ビートたけし)や松本人志について記者から質問を受けた品川は、「対抗意識はなかったです」と答えながら、「今回は撮影期間が35日に限られていて、時間的に追い詰められたところで斬新なカメラワークが生まれ、意外な迫力につながった。少しでも海外のメディアに取り上げてもらって、まずはアジアでの配給が決まるといい」と話し、映画作りに手ごたえを感じているようだった。

 同映画祭は、「Laugh(笑い)」と「Peace(平和)」をコンセプトに、コメディ作品にフォーカスした新しいタイプの映画祭。その核となる「Laugh&Peace コンペティション部門」には、山田孝之主演の『鴨川ホルモー』(本木克英監督)をはじめ、日本、アメリカ、フランス、韓国などから8作品が選出され、それぞれの“笑い”でグランプリを競う(賞金500万円)。また、綾瀬はるか主演『おっぱいバレー』(羽住英一郎監督)やコーエン兄弟監督作品の『バーン・アフター・リーディング』といった最新作から、チャップリンの喜劇映画や手塚治虫、赤塚不二夫のアニメ映画といった不朽の名作まで、多彩なコメディ作品をそろえた。3月19日(木)から22日(日)の4日間開催される。

◆主な上映作品一覧

<Laugh&Peace コンペティション部門>
『鴨川ホルモー』(本木克英監督)
『守護天使』(佐藤祐市監督)
『BABY BABY BABY!-ベイビィ ベイビィ ベイビィ-』(両沢和幸監督)
『サンシャイン・クリーニング』(クリスティン・ジェフズ監督、アメリカ)
『A Fiancé For Yasmina』(イレネ・カルドナ監督、スペイン=モロッコ)
『My Stars』(レティシア・コロンバ二監督、フランス)
『Simply Actors』(チャ ン・ ヒンカー監督、香港)
『Unstoppable Marriage』(キム・ソンウク監督、韓国)

<特別招待作品>
『おっぱいバレー』(羽住栄一郎監督)
『クローズZERO II』(三池崇史監督)
『GOEMON』(紀里谷和明監督)
『バーン・アフター・リーディング』(コーエン兄弟監督)

<吉本興業所属の芸人作品>
板尾創路『板尾創路の脱獄王』
品川庄司の品川祐『ドロップ』
木村祐一『ニセ札』
ガレッジセールのゴリ『南の島のフリムン』



 板尾創路ガレッジセール


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  • 木村祐一 
  • 品川祐(品川庄司) 
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