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　俳優の黄川田将也、和田正人らが7日（水）、都内で舞台『風が強く吹いている』の公開稽古を行った。正月の風物詩、箱根駅伝を題材にした同作に実際に箱根駅伝出場経験を持つ和田は「みんなで心のタスキリレーを繋いでいきたい」と意気込んだ。

　ひょんなことから箱根駅伝出場を目指すことになった10人の学生が、9ヶ月間の苦悩を乗り越えて奮闘する様を描いた同作。今年の箱根駅伝に出演者と足を運んだという黄川田は「独特な空気があった。そのドキドキと感動を舞台で伝えられたら」と実際のレースを目の当たりにしてその臨場感に圧倒された様子。

　また山登りの5区での区間新記録を樹立した東洋大学の柏原竜二選手の印象について和田は「山の神童って呼ばれてた柏原さんを、僕たちは鬼っ子って呼んでたんです。登ってる時の顔が鬼のような形相だったので」と振り返った。

　日本大学在学時に主将として箱根駅伝に出場した経歴を持つ和田は、役作りについて「苦労の連続。経験値として活かせる部分はあるけど、僕が実際に行き着いていないレベルの（和田演じる藤原走の）役は大変でした」と気を引き締めていた。

　そのほか渋江譲二、高木万平、高木心平、松本慎也、近野成美、荒木宏文らも出演する舞台『風は強く吹いている』は明日8日（木）より18日（日）まで東京・ル テアトル銀座にて上演後、来月13日（金）まで富山、名古屋、仙台、大阪、福岡を回る。