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新星堂が新コンセプト・ショップ

音楽のある生活を提案
新星堂が新コンセプト・ショップ
『Tea for Two Records立川店』をオープン

 3月22日、新星堂は『DISK INNルミネ立川店』のデベロッパー改装に伴い、新コンセプト・ショップ第1号店となる『Tea for Two Records立川店』をリニューアル・オープンした。主に立川市を中心にした多摩エリアに在住し、立川駅を利用している20〜30代の女性をターゲットとした同店の狙いや工夫、そして今後の方向性などを、同店店長・橋本良氏にうかがった。

 

 「以前の専門色の強い『DISK INN〜』と、洋服や雑貨の購入を目的に来られるルミネの客層とでは、ボリュームゾーンにアンマッチが生じていたんです。駅中という立地条件の良さ(立川駅の1日の乗降客数は、30万人を超えている)も含め、せっかくルミネという集客力のあるショッピングセンターの中にあるのだから、ターゲットを同じにした方が良いのではないか? というところから、今回のリニューアル企画が立ち上がりました」

 店内は、ターゲットであるヤングアダルト層に合わせ、木目を生かした落ち着いたレイアウトや、店内照明を落とすなどの工夫が施されている。また、1つの試聴機に2つのヘッドフォンを設置。カップルが2人で楽しめる場所を演出し、居心地の良い空間を心掛けているようだ。

 同店が掲げるテーマの1つとして、“音楽のある生活の提案”というものがある。「ターゲットから考えて、深く音楽を追求するコア・ユーザーばかりでなく、ライト・ユーザーも確実に多い。だったら生活のBGMとして気軽に流せる音楽を提案しようと思ったんです。例えば、最近流行っているハウス・ミュージック。同店ではクラブミュージックとしてのハウスではなく、あえて入門編のようなベタな商品を用意しています。本格派よりも入門編で、敷居を低くすることで、お客様が入りやすい環境を作るようにしているんです。このほか、サーフ・ミュージックやカフェ・ミュージックなど、生活のBGMになり得るあらゆる楽曲を、新譜旧譜問わずに紹介しています。旧譜も取り入れることで、新譜やヒット曲に左右されない店作りを目指します。また、駅中のショップということで “目的買い”をされるお客様が多いのですが、こちらから色んな提案を投げかけることによって、お客様に新しい音楽との出会いを提供したいと考えています」

 新しい音楽との出会いの場に接した客は、自然と滞在時間も長くなる。これにより、購買率は確実にアップするという。さらに橋本氏は、“音楽”としてだけでなく“もの”としての商品のあり方も大切だと話している。

 「音楽を“音楽”として聴く人たちは、パッケージにこだわりがない。ダウンロードだけで十分満足できる人たちなんですね。だとしたら、CDを音楽が詰まった“もの”として、いかに魅力的に見せるかが今後の課題になってくると思っています。紙ジャケなんかは良い例で、音楽どうこうというよりも、紙ジャケそのものが魅力。こうなるともちろんダウンロードでは手に入りませんから、購入に繋がります。同じ理由でジャケ買いもそうですよね。目当ては完全に楽曲ではなくパッケージです。聴くのではなく飾る、こういった生活雑貨的な扱いもありだと思いますし、それがビジネスに繋がるとも見ています」

 また、橋本氏には必需品として、客の財布をくすぐるプランもあるようだ。「例えば学校でラジオ体操を始めるとします。そのためにはラジオ体操のCDが必要になりますよね。この場合の購入は、趣味とはまた別の財布を開いてるものです。ですから、こうした趣味とは別の財布=必需品を買うための財布をくすぐることも重要になってくるんです。これからの季節、女性は夏に向けてシェイプアップへの関心が高まると思うんですが、そういう人のために今後はヨガやピラティスなどのDVDを提案する予定です。こうすることで、普段CDショップに来ないようなお客様の取り込みを狙っています」
 商品やターゲットの変更で、全く新しく生まれ変わった同店。生活の一部としての音楽の提供という独自のコンセプトのもと、他店との差別化に成功した。また、提案という形で投げかけることにより、客とのコミュニケーションの活性化にも、うまく繋がっているようだ。



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