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オリコンニュース

2006年のエンターテインメントはオフビートな味わいに注目

 2006年のミュージックシーンを振り返ると、一つのキーワードが浮かび上がってくる。それは“オフビート”。
 例えば、2月に開催されたトリノ冬季五輪でのフィギュア・スケート陣の活躍で火がついたクラシックのコンピブーム。洋楽シーンでは、ピアノを弾きながら、清涼感たっぷりのポップソングを奏でるピアノマンことダニエル・パウター、そして、どこか憂いをおびたサウンドが魅力のジェイムス・ブラントや、ジャック・ジョンソンらの活躍。

 一方、日本においては、2006年のアーティストトータルセールス第3位となる大ブレイクを果たした男性デュオ、コブクロ、そして新人アーティストではピアノガール、アンジェラ・アキの活躍と、どこかアコースティックでオフビートな味わいの作品に注目が集まった年であったことがわかる。

 そして、それは音楽のみに留まらなかった。日本映画のヒットが話題をさらった今年、ミニシアター系では『フラガール』や『かもめ食堂』といった、スローで心地よい作品がロングランヒットを記録。ハリウッド大作とは対極をなす、しみじみと心に訴えかけるような作風が多くの支持を得た。

 こういったオフビートな味わいの作品がヒットする背景には、近年のロハス、スローフード、スローライフといったムーブメントが多分に影響しているものと考えられる。気候不順による災害や地球温暖化のニュースを耳にするたびに、誰もがそう遠くない未来の環境の変化を思い描くのではないか。また、急速に進む情報化社会のなかで、ふと疲弊している自分に気づくとき、そんな心にすっと沁みこんでくるのは、オフビートな味わいの音楽であり、映画であったのだろう。

 今の社会環境を鑑みても、この傾向は2007年もまだまだ持続しそうである。

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