言葉では伝えきれない世界を、絵なら自由に表現できる――。そんな2人の少年画家がいる。重度の知的障害を伴う自閉症のルカくん(9歳)は、カラフルな色と線が交差する独創的な抽象画を描き、コンクールでの受賞や個展の開催など活躍を続けている。自閉スペクトラム症(ASD)の特性を持つ中西翔哉くん(11歳)は、5歳で絵を始め、9歳でプロデビュー。いまでは100号の大作も描き上げている。2人にとって、絵は自分の世界を表現し、人とつながるための大切な手段。そんなわが子の才能に、家族はどう気づき、どのように寄り添ってきたのか。2組の親御さんに聞いたエピソードをあらためて振り返る。■言葉を話せない重度の知的障害の少年画伯、絵に込める“心の声” 重度の知的障害を伴う自閉症の9歳(投稿時は8歳)の少年・ルカくん。大きなキャンバスにカラフルな点や線が無数に交差する抽象画を、手や服にもインクが飛び散るほど夢中になって描き続ける姿がInstagramで話題になった。「こういう才能が生かされる世界であってほしい」「なぜか引き込まれる」など、ルカくんの絵や描く姿に心を動かされたというコメントが多く寄せられている。
2026/08/28