日本映画界最大の祭典「第49回 日本アカデミー賞」授賞式が13日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催され、映画『国宝』が最優秀作品賞に輝いた。正賞15部門のうち10部門を制覇する圧倒的な結果となり、授賞式は“国宝一色”の様相を呈した。 最優秀監督賞も受賞した李相日監督は壇上で、「俳優たちの献身とスタッフの力がスクリーンいっぱいにほとばしっているからこそ、多くの人の心を打つことができた」と語り、作品を支えた関係者や観客への感謝を述べた。 原作小説を執筆した吉田修一氏や歌舞伎界の全面的な協力にも触れ、「四百年の伝統を壊さず、恐れながらも挑戦するという思いで、スタッフ一人ひとりが真摯に向き合ってくれた作品」と振り返った。さらに「映画で世界を変えられるとまでは言えないかもしれないが、悪い流れを踏みとどまらせる力はあると思う。まだ映画で戦う価値は十分にある」と映画制作への強い信念を示した。
2026/03/13