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元プロサッカー選手・北澤豪、俳優・高田夏帆、NGT48喜多花恵が東京マラソンを激走!「Team DMHC」が伝えたかった、私たちにできる“目に見えないバトン”

本編動画はこちらから!!(外部サイト)
2026年3月1日に開催された「東京マラソン2026」。約39,000名のランナーが都心を熱気に包んだこの世界的なビッグイベントの裏側で、ひときわ強い想いを胸に42.195kmを駆け抜けた3人のランナーがいた。元プロサッカー選手の北澤豪、俳優の高田夏帆、そしてNGT48の喜多花恵だ。彼らの心に常に刻まれていたのは、病気の子どもとその家族を支える滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」への熱い想いだった。

スタート前にお互いの健闘を祈る、俳優・高田夏帆(左)、元プロサッカー選手・北澤豪(中)、NGT48喜多花恵(右)。 ?東京マラソン財団

スタート前にお互いの健闘を祈る俳優・高田夏帆(左)、元プロサッカー選手・北澤豪(中)、NGT48喜多花恵(右)。 (C)東京マラソン財団

病院のそばに建てられた同施設は、自宅から遠方の病院で子どもの治療に付き添う家族が心身を休め、少しでも自宅に近い環境で過ごすための“第二のわが家”である。多くの人々の温かい善意と寄付・募金、そしてボランティアの力によって成り立つこの重要な仕組みを広く伝えるため、彼らは「Team DMHC(※)ランナー」として過酷なレースに挑んだ。

長年にわたり支援活動を続ける北澤豪をはじめ、大会前の2月に都内のハウスを事前訪問して温かなコミュニティを肌で感じ取った高田夏帆と喜多花恵。「自らが限界に挑んで走る姿が、病気と向き合う子どもたちや看病を続けるご家族の力になるかもしれない」。彼らを突き動かしていたのは、そんな共通の強い使命感だった。

「自分の走りが、誰かの明日になる」――。そんな祈りにも似た想いを抱えながら激走し、見事に完走を果たした彼ら。フィニッシュ直後に見せたその表情と生きた言葉から、彼らが伝えたかった「支援の正体」を紐解いていく。

(※)DMHC:ハウスを運営する公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンの略称。  ハウスを支援する方々の愛称は、「Team DMHC」。

私の一歩が誰かの力に。ハウスへの想いが導いた完走。

  • 高橋一穂さん(左)中村由美さん(左から2番目)から話を聞く高田(右)と喜多(右から2番目)

    高橋一穂さん(左)中村由美さん(左から2番目)から話を聞く高田夏帆(右)と喜多花恵(右から2番目)

大会前の2月中旬、高田夏帆と喜多花恵は東大ハウスを訪問した。施設を案内してくれたのは、10年にわたり活動を続けるハウスボランティアの中村由美さんや、自らもチャリティランナーとして東京マラソンを走る高橋一穂さんらだ。彼らとの対話を通して、2人はこの場所が看病に疲れた家族へどのような癒やしをもたらしているのかを学んでいく。これまでにも支援活動に関わってきた高田夏帆は、施設内にある一つのアイテムに強く心を惹きつけられていた。
「病気のお子様がご家族と一緒に、まるで自宅のように過ごせる空間があることはすごく特別なことだと実感しました。私がとても素敵だと思ったのが、お部屋に置かれた一冊のノートです。そこで過ごしたご家族が、次に使う方に向けてなのか、ご自身に向けてなのか、メッセージを書き残していくんですよね。同じ境遇の人たちがみんなで励まし合い、支え合っているのが伝わってきて、本当に心が温まりました。温かい循環が生まれているのが、ハウスの素晴らしいところだと思います」(高田夏帆)
  • 2月中旬に東大ハウスを訪問した高田(左)、喜多

    2月中旬に東大ハウスを訪問した高田夏帆(左)、喜多花恵

初めてハウスを訪れた喜多もまた、施設に満ちる特有の穏やかな空気に感銘を受けていた。彼女は施設内を巡りながら、運営を支える人々の姿に触れ、自らが初挑戦となるフルマラソンを走る意義を力強く見出していた。
「実際に足を踏み入れてみると、想像していた以上に温かく、安心感に包まれた空間が広がっていることに驚きました。ボランティアの方々が手芸の特技を活かしてベッドカバーを作られていたり、カメラで利用ご家族の記念写真を撮られていたり、共用のピアノの調律をされていたり……。それぞれの得意な分野で、ご家族にとって少しでも居心地の良い場所を作ろうとされている姿がとても印象的でした。私は『走る』という行動を通じて、この温かな人の繋がりを広げる力になりたいと強く感じました」(喜多花恵)
  • 沿道からの応援に笑顔で応える高田夏帆

    沿道からの応援に笑顔で応える高田夏帆 (C)東京マラソン財団

ハウスで触れた温もりに背中を押され、迎えた本番。コースの沿道には、オリジナルの応援グッズを身にまとったハウスボランティア、マクドナルド社員、ビジネスパートナーたちが駆けつけ、声援を送り続けていた。限界の状況下で何度も心が折れそうになった高田夏帆だったが、全身でエネルギーを受け止め、見事に完走を果たした。

「毎回のことですが、今回も途中でもう走りきれないかもしれないと本気で思いました。20km地点以降で立ち止まると、どんどん関節が固まって痛みが出てきてしまうからです。そんな限界の時に私を支えてくれたのは、大声を上げて応援してくださるTeam DMHCやファミリーの皆さん。その声援には本当に涙が出そうになりました。どんなに苦しくても、我慢して自分に負けなければ、その先に見える景色はすべてがキラキラと輝いて見えます。もう少しだけ粘ってみれば、きっと良いことが待っている。今回の走りを通し、改めて実感しました」(高田夏帆)

完走後、メダルを掲げ喜びを表現する高田

4度目のフルマラソン完走を果たしメダルを掲げる高田夏帆 (C)東京マラソン財団

運動が苦手だと自認し、初挑戦のプレッシャーと闘っていた喜多花恵も、応援の力に幾度となく救われていた。レース中盤、次第に重くなる足の疲労に苦しみながらも、彼女の耳には家族からの声援や、自身のイメージカラーである黄色のグッズを掲げてアピールするファンたちの声が確かに届いていた。決して一人ではなく、多くの人々の想いと共に走っているという実感は、初挑戦の恐怖を乗り越える確固たる勇気へと変わっていったのだ。

「ずっと首にかけたかった完走メダルを手にすることができ、本当に嬉しいです。途中で足が限界に近づいた時も、Team DMHCの皆さんの声援や、沿道に駆けつけてくれた母の『花恵』という声がすっごい力になって、足の重さが一気に吹き飛びました。私1人の力での完走ではなく、皆さんの力があっての完走です。ハウスを利用されているご家族にも『あなたを応援している仲間がこんなにたくさんいる』という想いが伝わっていれば嬉しく思います」(喜多花恵)

初挑戦のフルマラソンを完走した喜多花恵(中央)と、応援に駆け付けたNGT48メンバー。(左から)杉本 萌、水津 菜月、北村 優羽、喜多花恵、磯部 瑠紅、木本 優菜 (C)東京マラソン財団

初挑戦のフルマラソンを完走した喜多花恵(中央)と、応援に駆け付けたNGT48メンバー。(左から)杉本萌、水津菜月、北村優羽、喜多花恵、磯部瑠紅、木本優菜 (C)東京マラソン財団

12年にわたる支援の軌跡。北澤豪が語る「走り続けることでしか見えない景色」

 12年にわたりチャリティ活動に携わってきた北澤豪は、常にTeam DMHCの精神的支柱であり続けてきた。力強い足取りで4時間49分という記録でフィニッシュテープを切った彼は、レースの過酷さを笑顔でこう振り返る。
「29キロ付近で一度限界がきましたね。そこからはもう気力との闘いでした。集中力が続かないというのを含めて練習で走れるのはせいぜい20キロくらい。それ以上は沿道の応援や周りからの励ましがないと絶対に走れません。不思議なものですよね、応援があるからこそ42.195キロという距離を乗り越えられるんです」(北澤豪)

長年の活動の中で、北澤豪は社会の意識の変化を肌で感じ取ってきた。ハウスの活動がマラソンを通じて世間へ浸透し、支援の輪が確実に広がっていること。Team DMHCのオリジナルTシャツを着て走るランナーが約850名まで増加し、沿道からの声援の量と質も変化してきたことは、長年信じて蒔き続けてきた種が成長している証でもあった。また、今回共に走った高田夏帆や喜多花恵といった新たな世代の挑戦にも、北澤豪は大きな期待を寄せる。

12回目となるフルマラソンを完走しガッツポーズをする北澤 (C)東京マラソン財団

12回目となるフルマラソンを完走しガッツポーズをする北澤豪 (C)東京マラソン財団

「彼女たちの中には『自分だけではなく誰かのために』という強い思いがあります。レース中にもすれ違いましたが、足が痛そうでも顔を上げて必死に頑張っていました。そうやって各ポジションで旗を振ってくれる人が増えることが、ハウスの認知や支援の広がりに大きく変わっていくはずです。選手の頃から走ることで何かを達成し、仲間を作り、応援の輪を広げるという経験を重ねてきました。このマラソンへの挑戦も同じで、走り続けることでチャリティへの理解者を増やし、新たな波を起こすことができる。積み重ねることによって、チャリティが社会にとっての『当たり前』や『文化』になりつつあるという実感はあります。病気と向き合う子どもたちやご家族に対し、誰もが精神的・肉体的なサポートを自然に行える、そんな温かい社会になっていくことを強く願っています」(北澤豪)

「私たちは一人じゃない」ハウス利用者ランナーが完走に込めた感謝

 東京マラソンには、実際にハウスを利用した経験を持つ当事者もチャリティランナーとして参加していた。そのうちの一人である若山光輝さんは、病気の娘に付き添うため長期間ハウスに滞在した経験を持つ父親だ。彼にとってハウスは、単に心身を休める場所というだけではなく、孤独な付き添い生活を支えてくれる「温かなコミュニティ」であったという。
  • 東大ハウスのキッチン&ダイニング

    東大ハウスのキッチン&ダイニング

「元利用者として自分にできることは、走ることで支援の輪を広げることだと思い、今年も参加しました。ハウスに入ると、ボランティアやスタッフの方々が『お帰りなさい』と出迎えてくださり、本当に第二の家に帰ってきたような深い安心感を覚えます。そして何より印象的だったのは、利用者同士で子どもの病気のことなどを話し合い、みんなで協力し合って過ごしていたことです」(若山)
ハウスがもたらしてくれた安心感への恩返しと、病気と向き合い続ける子どもたちへエールを送るため、彼は過酷なレースへと身を投じたのだった。33km地点を過ぎて急激に足が重くなり、歩みを止めたくなる衝動に駆られた彼を救ったのは、病床で闘っていた娘の姿と、やはり沿道からの声援だった。

「過酷なレースの最中も、当時治療を頑張っていた娘や子どもたちの姿が頭に浮かび、『こんなところで止まっていてはダメだ』『自分に負けずに一歩ずつ進もう』と何度も自分を奮い立たせました。そして、応援の力って本当にすごいなと感じました。現在、看病でつらい思いをされているご家族に伝えたいのは、このマラソンと同じように、必ずゴールはあり、苦しい日々は永遠には続かないということです。いつか笑い合える日が来ることを信じて、希望を持ち続けてほしいと願っています」(若山)

フィニッシュ後にお互いの健闘を称え合う若山光輝さん(右)と北澤 (C)東京マラソン財団

フィニッシュ後にお互いの健闘を称え合う若山光輝さん(右)と北澤豪 (C)東京マラソン財団

ドナルド・マクドナルド・ハウスがつなぐ「希望の連鎖」。

 日本全国で病気の子どもと家族に寄り添う「第二のわが家」であるハウス。この施設が安定して運営されている背景には、全国からの寄付金や募金、企業による協賛、そして心を尽くして活動する約2,000名のボランティアという「目に見えないバトン」が存在している。
北澤豪、高田夏帆、喜多花恵といったセレブリティランナーや、若山さんのような当事者が、自らの限界を超えて東京マラソンを走り抜いたことは、ハウスの存在を世に広く知らしめる強力なメッセージとなり、病と闘う家族の歩みを明るく照らす光となった。彼らの走りに心動かされた人々が新たな支援者となり、次の支援へとバトンを繋いでいく。これこそが、Team DMHCが体現した「希望の連鎖」である。

42.195kmのフィニッシュは、次の支援へのスタート。あなたにできること

 フルマラソンを走り切ることは誰にでもできることではないかもしれない。しかし、ハウスの活動を支援できるアクションは日常のすぐそばにある。
例えば、全国の日本マクドナルド店舗に設置されている募金箱への寄付や、「青いマックの日」をはじめとするハッピーセットを通じた支援活動への参加は、誰もが気軽に行える身近なアクションだ。

さらに、ボランティア活動への参加や、チャリティランナーの取り組みをSNSでシェアすることも立派な支援である。 秋に行われるチャリティリレーイベントや、次回の東京マラソンでのチャリティランナーへのエントリーなど、より深く活動にコミットする道も開かれている。42.195kmのフィニッシュテープは決して物語の終わりではない。

「Team DMHC」が刻み込んだ情熱のバトンを、次は私たちがどう受け取り、繋いでいくのか。その一歩は、確実に誰かの未来を笑顔に変える力を持っている。
■公式HP 
https://www.dmhcj.or.jp/house/(外部サイト)
■公式X
https://x.com/dmhcj(外部サイト)
■公式Instagram
https://www.instagram.com/dmhcjapan(外部サイト)

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