キユーピーが2026年8月をもって育児食の生産を終了することは大きな話題となった。販売数量の低迷と、原材料費やエネルギー費等のコスト管理が困難となり、撤退を余儀なくされた。同様に、22年にベビーフード商品の終売を経験し、今年新商品を発売して市場に再参入した森永乳業は、終売当時の状況を「こだわりの“国産原料”を続けられなくなり、苦渋の判断があった」と振り返る。近年、出生率は低下しているが、“高品質なものを食べさせたい”生活者の需要は高まりを見せている。共働きやワンオペ育児が当たり前になった今、“手間をかけずに安心できる食”のあり方とは? 同社の担当者に、育児食にまつわる価値観の変化を聞いた。■「頼っていた味がなくなってしまう」終売が発表されSNSにあふれた悲しみの声
2025/12/08