| 1966年9月8日に米国NBCネットワークでテレビ放映が開始され、今年で40周年を迎えるSFドラマの金字塔『スター・トレック(R)』シリーズ。これまでに5本のテレビシリーズ(アニメ版を入れると6本)と10本の劇場映画が製作されており、世界中に多くのファンを抱えている。世界中にテレビドラマは数多あれども、これほどの長寿シリーズは類を見ない。それだけでも、同シリーズが他と一線を画していることがわかるだろう。 『スター・トレック(R)』で描かれる未来には、原作者でありプロデューサー、ジーン・ロッテンベリーの理念が投影されている。それは、近未来に人類が、人種、宗教、イデオロギー対立を乗り越えた統一政府を設立し、異星人と共存する惑星連邦を創り上げるという、理想的な未来社会だ。シリーズがスタートした60年代のアメリカは、人種差別や核戦争の脅威といった問題がクローズアップされていた。ロッテンベリーはそれらへの問題提起を行うにあたり、SFというオブラートで包み、異性人の敵対問題、惑星同士の文化摩擦に置き換えて描いた。 | ![]() | |
![]() | 『スター・トレック(R) 40th記念:ボーグボックス』 7月21日発売/4枚組/9975円(税込) (C)2006 CBS Studios Inc. All Rights Reserved.STAR TREK and releted marks are trademarks of CBS Studios Inc. | |
| 宇宙船U.S.S.エンタープライズ号で宇宙探索を行う冒険物語というだけでも夢をかきたてるが、これほど長期にわたって支持されたのは、その底辺に一貫して流れる信念があればこそ。 シリーズには数多くの魅力的なキャラクターが登場する。日本人に一番馴染み深いキャストは、やはりオリジナル・シリーズ『宇宙大作戦』(66〜69年)の勇敢なカーク船長、特徴ある耳を持つミスター・スポック、熱血漢のドクター・マッコイらであろう。魅力的なキャラクターが織り成す人間ドラマで、世界中に熱狂的なファン(トレッキー)を生んだ。以降、シリーズは4人の艦長を迎えており、その中には女性艦長も含まれている。 40周年を記念して、PHE社ではこのほど<スター・トレック(R)40thプロジェクト>を始動。5月16日にはライセンス企業との合同記者会見を開催し、『スター・トレック(R)』ブランドの魅力を大いにアピールした。 これまで限定版のみでの発売であったDVD『宇宙大作戦』のレギュラータイプのコレクターズ・ボックスが、6月23日より3回にわたってリリースされるほか、40周年企画商品として、7月21日には『スター・トレック(R)40th記念:ボーグボックス』がリリースされる。シリーズを超えてセレクトされたコンピレーションボックスで、全4種リリースされることになっている。7月には40周年記念ホームページが立ち上がるほか、9月には劇場版10作のメモリアル上映イベントも都内で開催されるなど、さまざまな展開が予定されているという。 かつてロッテンベリーが描いた理想の未来社会。果たして我々はその未来に近づいているのであろうか。 | ||
2006/06/07

