PFF(ぴあフィルムフェスティバル)が2019年に創設した、若くて新しい才能に対して贈られる映画賞「大島渚賞」。第6回の授賞式が17日に行われ、受賞者の山中瑶子監督(『ナミビアの砂漠』)、審査員長の黒沢清監督、プレゼンテーターの大島新監督が登壇した。 今回の審査講評として、黒沢監督は「坂本龍一さんがいらっしゃらなくなって、(審査員の)荒木さんと2人で何とか相応しい作品をいろいろと観ていますが、正直なかなか簡単には出会えない。今年も大変でした」と振り返り、「今の日本の若い監督は、自分のよく知っている身の回りのこと、自分の心の中に湧き上がることを映画にすることにつけては、ものすごい力を発揮する方が多いが、それだけでは大島渚の名に値しない、というこの賞のハードルを作っています。少しでも自分の世界の外側に飛び出し、それを壊してみよう、そういう思考を感じる映画はないものかと。やっと巡り会えたと思えたのが『ナミビアの砂漠』です」と説明。
2025/03/18