サントリーは2月18日、ジン市場においても急速な拡大を目指し新戦略を発表した。サントリー株式会社執行役員 スピリッツ本部長の塚原大輔氏は、国内ジン市場の急成長について説明。小売金額ベースで2019年比で約3.5倍に拡大し、2024年時点で約251億円に達した。2030年には450億円規模へと成長する見込みで、サントリーはそのうちの8割のシェアを目指すという。 直近の状況は「ROKU〈六〉」「翠(SUI)」両ブランドとも大きく伸長している。「ROKU〈六〉」は2024年の販売数量が前年比134%増の28万ケースを記録し、2025年には40万ケースへの成長を見込んでいる。また、「翠(SUI)」ブランドは2024年に956万ケースを販売し、前年比116%伸びており、2025年には1,178万ケースを目指す。サントリーは日本のジン市場でのシェア拡大を狙い2025年サントリージン成長戦略として、「サントリー大阪工場 スピリッツ・リキュール工房」のリニューアル、サントリージンのシンボルブランド「ROKU〈六〉」「翠(SUI)」のマーケティング強化を行っていく。
2025/02/19