俳優・加藤史帆がサポステを体験「手厚いサポートに驚き！」　“働く力”を養うことで見えた“前に進むヒント”

　「働きたい気持ちはあるけど、社会に出るのが怖い」と不安を抱えていたり、「働きたいけど、何から手をつけていいのかわからない」と悩んでいたりする人の力強い味方になってくれるのが、厚生労働省が業務委託する「地域若者サポートステーション(通称：サポステ)」。15〜49歳の方を対象に、職業的自立に向けた就労支援を行っている。就労支援と聞くと固く身構えるイメージもあるが、実際は予想に反してアットホームかつフレンドリー。今回は俳優として活動する加藤史帆さんが、東京・立川にある“たちかわ若者サポートステーション（以下、「たちかわサポステ」という。）”を訪問。利用者が受講する講座や面談を実際に体験する様子をレポート！

加藤史帆が実際に訪問！サポステってどんな場所？

　一言でいうと、サポステは“「働くための一歩」を踏み出させてくれる場所”。「働く」ことへの様々な悩みを相談でき、パソコン操作や職務経歴書の書き方を習得できる講座の開講や、職場体験プログラムの実施など、働くためのきっかけづくりを多角的にサポートしてくれる。

　中に入ると、受付や談話スペースがあり、様々な就職支援講座の案内や資料が並ぶ。

　パーテーションで区切られた個別相談ブースがあり、キャリアコンサルタントや臨床心理士などの資格を持つスタッフに、相談することができる。「こんなに小さいことを相談してもいいのかな」「不安や緊張が大きくなりすぎて、自分ではどうにもできない」と、いろんな考えが過ってしまう場合でも、ひとつひとつ丁寧に課題を解きほぐし相談内容を踏まえた個別の支援計画を作成してくれる。

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いよいよ体験スタート！ “職場のコミュニケーション講座”で心地よい対人関係スキルを習得

　様々な講座が開かれる、セミナールームに着席した加藤さん。資料に目を通して、気合は十分！

　通常たちかわサポステのセミナールームでは『PC講座』や『面接練習』、『ビジネス文書作成』など実用性の高いものから、『目指せ！自己肯定感アップ<アートde工作>』『就活準備の第一歩！<自分の強み 発見ワーク>』といった自己肯定感の向上を目的としたものまで、バラエティー豊かな講座がラインアップされている。

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  講師が丁寧に教えてくれます！

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  講座のはじまりにワクワクしている加藤史帆さん

　加藤さんは今回、『動画を見ながら考えよう！<職場のコミュニケーション>』の講座を体験！

　講座の内容は、職場での自分や上司それぞれの視点を想定した動画を見ながら、社会人としてのマナーや振舞いを考えるというもの。動画を見る、感じたことを記入する、講師を交えてそれぞれの感想を話すといった流れで進んでいく。

　職場での挨拶は意味があるのか？ 挨拶ありの映像と挨拶なしの映像を見比べ、自分視点や上司・同僚の視点で考えをめぐらせる加藤さん。

　自分視点においては「職場の空気が変わりました。挨拶をしないと少し怖い印象を受けましたが、挨拶をすることで柔らかな雰囲気に変わりました」とコメント。上司視点においては「（挨拶をしていないと）元気がなさそうで、朝ごはんを食べられなかったのかな？と心配になりました。挨拶をすると元気に見えました 」と答え、講師から「良い視点です！ 声を交わすことによって、相手の状態が感じられましたよね」と褒められる一幕も。

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話して納得、相談して安心！手厚い面談サポートに加藤も感激

　講座のあとには、一対一で“振り返り面談”も体験。利用者全員に行っているもので、現状どのような支援を必要としているか、いまの気持ちや今後のことまで、ざっくばらんに相談できる。

　先ほど受けた講座の感想を尋ねられた加藤さんは「映像を見るだけでなく、自分の意見を話す場面も多かったので、ただ聞くだけの授業よりも身に付き、納得しながら進んでいく感覚がありました」とにっこり。

　また、履歴書の書き方や志望動機についても、相談に乗ってもらえるという話を聞くと「めっちゃ優しい！ 芸能活動を始める前にアルバイト用の履歴書を書いたことがあります。すごく大変でした。学校では教えてくれないし、どう書けばいいのか全然わからなくて…。ここでサポートしてもらえたら、安心して臨めますね」と手厚い支援に感動している様子だった。

≫「働くための一歩」を踏み出す「地域若者サポートステーション」

体験から生まれた気づき　加藤史帆が語るキャリア観と“心の拠り所”

　実際にサポステを体験してみて、加藤さんの中のイメージも大きく変わったという。

「もっとお堅い場所なのかなと思っていました。受付があって、そのまま面接が始まるようなイメージ。でも実際は、昔通っていた塾のような安心感ある場所でした。全く緊張しないし、どなたでも気軽に入れそう！」

　さらに講座一覧や面談を体験して「サポステって、すごく寄り添って支援してくれる」と感想を話してくれた。

「『ひたすら話を聞くだけなのかな』と思っていましたが、実際は映像を観たり、自分の意見を話したり、自分以外の考えを聞けたりと、すごく自分のためになる内容でした。講師の方が自分の意見を受け入れてくださるので、安心して受けられるのも魅力ですね。ひとりずつ面談の時間もあり、私に必要なプログラムを一緒に考えて提案してくれる。サポステって、こんなに寄り添ってくれるんだ、と実感しました」

　日向坂46を卒業し、アイドルから俳優へとキャリアチェンジを果たした加藤さん。環境や心境の変化に、どのように向き合っているのかと尋ねると、次のように答えてくれた。

「環境の変化は嬉しく感じる一方で、自分の心と体が追いつかないときもたくさんあります。そんなときは、「1回きりの人生だから、なんでも挑戦してみよう！」という気持ちで乗り切っています。「人としてレベルアップできる！」と信じ自分を奮い立たせています。

　自分の力だけではどうにもならないときは、仲の良い友人や家族に弱音を吐くこともあります。言葉にすることで、心のモヤモヤが解消されてスッキリします。自分の気持ちを口にすることは勇気がいるけど、信用できる人にならいいかなって。親友や家族が私にとっての支えです」

　そんな加藤さん自身の経験を聞いて、 “支えとなる場所の大切さ” がより深く伝わってきた。そして、親友や家族が加藤さんにとって心の拠り所であるように「誰かにとってはサポステが心の支えになる場所なのかも」と太鼓判を押してくれた。

「サポステは、働くことの悩み相談から職場定着までのサポートをしてくれる、とても親切でアットホームな場所。挨拶の大切さを改めて実感でき、すぐに役立つ学びがたくさんありました。

　サポステが気になっている方には「迷っているならまず一度来てみたほうがいいよ」と声をかけたい。「何かしら動きたい」「ちょっと変わりたい」と悩んでいる方には、ぜひ利用してみてほしいです。サポステ、めっちゃ優しいから大丈夫だよ〜！」

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全国179ヵ所に広がるサポステのサポート体制

　今回は加藤さんと一緒に『たちかわサポステ』を訪問したが、なんとサポステは全国179ヵ所（令和7年度時点）に設置されている。この数には「想像の6倍以上もある！」と加藤さんも驚きの表情。

　なんといっても、利用が無料*なのも嬉しいところ。相談をしたり講座を受けたりといった利用に、費用は掛からない。
*一部内容により教材等が必要となる場合があります。費用が発生する場合には、事前にご案内しています。

　サポステに訪れる際は、原則としてネットや電話での予約が必要となる。ぜひ足を運んでみてはいかが？

≫「地域若者サポートステーション」特設サイトはこちら

≫「地域若者サポートステーション」施策紹介はこちら【厚生労働省ホームページ】

加藤史帆さんサイン入り“履歴書“をプレゼント！

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