俳優の菅田将暉、窪田正孝、黒沢清監督が10日、都内で行われた映画『Cloud クラウド』(27日公開)ジャパンプレミアに登壇。黒沢監督が、窪田の印象について語った。 今作は、“転売ヤー”の主人公・吉井良介(菅田)が、ネット社会に知らず知らずのうちにバラまいた憎悪によって生まれた “集団狂気”が、実体をもった匿名の集団へと姿を変え、吉井を標的とした“狩りゲーム”がはじまる、“誰もが標的になりうる”日常と隣り合わせの恐怖を描いたサスペンス・スリラー。窪田は、吉井を転売業に誘う先輩・村岡を演じる。 今作が初の黒沢組となった窪田は「どこかに魔物が潜んでいる感覚がいつもあって」と独特な雰囲気だったことを告白。「まとまってないけれど、まとまってる。バラバラで自由なんだけど、不思議なリアルな感じ。そこがリアルでした」と振り返った。
2024/09/10