12年ロンドン五輪銀メダルの競泳・入江陵介選手(34)が3日、都内で記者会見を行い、「引退を決意させていただきました」と発表した。大勢の報道陣を前に「長く競技生活を続けることができて、心から幸せだなと思っております。ここまでできたのは、たくさんの方にサポートいただいて、自分自身の力だけではここまで来ることができなかった。改めて感謝したいなと思います」と思いを口にした。 高校2年時から18年間にわたって日本代表として第一線で戦い「人生の半分以上を日本代表として過ごした」と回想した入江は、先日の選考会で日本競泳初の五輪5大会連続出場には届かなかった。 入江は「パリオリンピックという夢はかなえることができなかったけど、自分自身ここまでチャレンジすることができ、個人的にはやはりパリの地で引退したかった気持ちは強いけど、自分自身の引退レースを日本の地でたくさんの方に目の前で最後を泳ぎ切ることができたのが、何より幸せな瞬間でした。自分自身、スッキリした気持ちと悔しい気持ちと晴れやかな気持ちが混ざっている。それでも何より、大好きな水泳をここまで続けてこられて本当によかった」と正直な思いを吐露した。
2024/04/03