山本周五郎賞、芥川賞という全く違うタイプの文学賞を受賞している吉田修一が、歌舞伎の世界を描いた小説『国宝』(朝日文庫/朝日新聞出版)が、俳優の吉沢亮主演、李相日監督により映画化されることが明らかになった。吉沢は「稀代の女方を演じると言う、途方もない挑戦ではございますが、その挑戦の先に見える景色が何よりも美しいものである事を信じて。日々精進です」とコメント。撮影は、今月からスタートし、6月クランクアップ予定。公開は来年(2025年)を予定している。
物語の舞台は、戦後から高度経済成長期の日本。任侠の家に生まれた喜久雄(吉沢)は、数奇な運命をたどり、歌舞伎役者の家に引きとられる。やがて歌舞伎役者としての才能を開花させていくのだが――。歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ、芝居だけに生きてきた喜久雄が、その命を賭けてなお、見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語。
これまで踊りの経験がなった吉沢は、まずはまっすぐ歩くことから始め、すり足で歩く、正座の仕方、扇子の持ち方、取り方など、基本動作から始めました。稽古初日は、まっすぐ歩くことだけで終わり、撮影時にきちんと踊ることが出来るのか不安もある中、ほかの仕事をセーブし、撮影本番のギリギリまで日々歌舞伎の稽古を行い、名もなき青年が国の宝になるまでの、稀代の歌舞伎役者・喜久雄に近づけるよう全身全霊で立ち向かう。
李監督が吉田修一作品の映像化に挑むのは3作目。初めて吉田修一作品に挑んだ『悪人』(2010年)は、国内のあらゆる映画賞を総なめにし、「第34回モントリオール世界映画祭」ワールド・コンペティション部門で最優秀女優賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得る名作となった。再び吉田修一原作に挑んだ『怒り』では「第64回サン・セバスティアン国際映画祭」コンペティション部門に唯一の邦画作品をして出品され、大きな話題を呼んだ。
脚本は、『八日目の蝉』(11年)35回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞)、『コーヒーが冷めないうちに』(2018年)のヒット、細田守監督の『時をかける少女』(2006年)『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)で東京アニメアワード個人賞(脚本賞)を受賞の奥寺佐渡子が手がけた。
■吉田修一(原作)のコメント
「悪人」「怒り」、そして「国宝」へ。
夢が叶う。三たび、信頼する李相日監督に自作を預けられる喜びにあふれている。
そしてもう一つ、夢が叶う。「国宝」執筆中も書き終えてからも、ずっとあることを夢見ていた。無理は承知ながら、この稀代の女方・立花喜久雄の舞台を一度でいいからこの目で見てみたいと。
その夢が叶う。吉沢亮という稀代の役者を迎えて。
■李相日(監督)のコメント
芸に身を捧げ、人生を翻弄される多彩な登場人物たちが織りなす豪華絢爛な歌舞伎の世界観。吉田さん渾身の作品を担う重圧に慄えが止まりません。小説刊行からの構想6年。言い換えれば、“覚悟“に要した年月です。決め手は、吉沢亮の存在。美しさと虚しさを併せ持つ妖艶なその存在感。役者として着実に成長し進化を遂げた今、まさに機が熟した宿命の出会いです。数多ある困難を超えた先に拡がる未知の世界に、関係者一同胸昂る思いです。
■吉沢亮のコメント
吉田修一先生×李相日監督の3作目。
『悪人』ではただただ視聴者として感嘆し、『怒り』ではオーディションの参加者として、何も出来なかった自分への苛立ち、完成を観てのどうしようも無い昂まりと悔しさ。
そして『国宝』では当事者としてなにを思うのでしょう。
稀代の女方を演じると言う、途方もない挑戦ではございますが、その挑戦の先に見える景色が何よりも美しいものである事を信じて。日々精進です。
物語の舞台は、戦後から高度経済成長期の日本。任侠の家に生まれた喜久雄(吉沢)は、数奇な運命をたどり、歌舞伎役者の家に引きとられる。やがて歌舞伎役者としての才能を開花させていくのだが――。歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ、芝居だけに生きてきた喜久雄が、その命を賭けてなお、見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語。
これまで踊りの経験がなった吉沢は、まずはまっすぐ歩くことから始め、すり足で歩く、正座の仕方、扇子の持ち方、取り方など、基本動作から始めました。稽古初日は、まっすぐ歩くことだけで終わり、撮影時にきちんと踊ることが出来るのか不安もある中、ほかの仕事をセーブし、撮影本番のギリギリまで日々歌舞伎の稽古を行い、名もなき青年が国の宝になるまでの、稀代の歌舞伎役者・喜久雄に近づけるよう全身全霊で立ち向かう。
李監督が吉田修一作品の映像化に挑むのは3作目。初めて吉田修一作品に挑んだ『悪人』(2010年)は、国内のあらゆる映画賞を総なめにし、「第34回モントリオール世界映画祭」ワールド・コンペティション部門で最優秀女優賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得る名作となった。再び吉田修一原作に挑んだ『怒り』では「第64回サン・セバスティアン国際映画祭」コンペティション部門に唯一の邦画作品をして出品され、大きな話題を呼んだ。
■吉田修一(原作)のコメント
「悪人」「怒り」、そして「国宝」へ。
夢が叶う。三たび、信頼する李相日監督に自作を預けられる喜びにあふれている。
そしてもう一つ、夢が叶う。「国宝」執筆中も書き終えてからも、ずっとあることを夢見ていた。無理は承知ながら、この稀代の女方・立花喜久雄の舞台を一度でいいからこの目で見てみたいと。
その夢が叶う。吉沢亮という稀代の役者を迎えて。
■李相日(監督)のコメント
芸に身を捧げ、人生を翻弄される多彩な登場人物たちが織りなす豪華絢爛な歌舞伎の世界観。吉田さん渾身の作品を担う重圧に慄えが止まりません。小説刊行からの構想6年。言い換えれば、“覚悟“に要した年月です。決め手は、吉沢亮の存在。美しさと虚しさを併せ持つ妖艶なその存在感。役者として着実に成長し進化を遂げた今、まさに機が熟した宿命の出会いです。数多ある困難を超えた先に拡がる未知の世界に、関係者一同胸昂る思いです。
■吉沢亮のコメント
吉田修一先生×李相日監督の3作目。
『悪人』ではただただ視聴者として感嘆し、『怒り』ではオーディションの参加者として、何も出来なかった自分への苛立ち、完成を観てのどうしようも無い昂まりと悔しさ。
そして『国宝』では当事者としてなにを思うのでしょう。
稀代の女方を演じると言う、途方もない挑戦ではございますが、その挑戦の先に見える景色が何よりも美しいものである事を信じて。日々精進です。
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2024/03/05