邦画業界における新しいビジネスモデルの構築により、作品性・作家性を重視した良質な邦画を国内外に発表することを目的とした新映画レーベル「New Counter Films(ニューカウンターフィルム※以下、NCF)」の設立発表会見が4日、都内で開催された。制作プロダクションのコギトワークス・関友彦氏、鈴木徳至氏、同レーベルの第1弾作品『若武者』の二ノ宮隆太郎監督が出席した。 同レーベルでは、「誰もが観たい映画でなく、誰かが観たい映画をつくる」をミッションに掲げ、作家性と収益性を両立する良質な映画製作を目指す、としている。レーベル名について関氏は「メジャーがあってこそのカウンターカルチャー、メジャーがあるから飛び抜けたものをつくれる、それにニューを付けた」と説明し、「ヒットを義務づけられた映画か、極私的な自主映画か、二者択一の現状に別ルートを拓きたい」と意気込む。
2024/03/04