翻訳家の吉原豊司氏が30日、東京・新宿の紀伊國屋ホールで行われた『第五十八回 紀伊國屋演劇賞』の贈呈式に出席し、個人賞を受賞した。 劇団俳小公演『マギーの博物館』『これが戦争だ』、名取事務所公演『慈善家-フィランスロピスト』『屠殺人ブッチャー』、まつもと市民芸術館プロデュース『ハイ・ライフ』などによる、カナダ演劇の日本への紹介の功績に対しての受賞となった。 審査員を代表し、演劇評論家の大笹吉雄氏は「カナダ演劇の日本への紹介の功績に賞を贈るというのは、今までにないこと。吉原さんの功績をたたえるために、今回我々が考えたものです。そういった意味でこの演劇賞の間口を広げてくれたとも言えます」とコメントした。
2024/01/30